紹興酒のふるさとを訪ねて

　紹興という地名は、日本でも紹興酒でおなじみですね。私はお酒が大好きなので、紹興に何度か足を運んでいます。紹興は有名な観光地のはずですが、観光客がそれほど多くなく、また市民自体も少ないようで、歩いていてとても気持ちの良い所です。人も車も少なく（中国ではそれだけでもうれしい）、中心地には商店街と観光地がこじんまりとまとまっていて、非常に便利です。魯迅博物館や、魯迅の小説に登場した酒場など、めぼしい観光地は全て一本の大通り沿いにあり、方向音痴の私でも道に迷うことなく観光を楽しめます。

　今まで中国各地を旅行してきましたが、一番住みやすそうな土地が紹興です。自然が多く残され、市街地にも趣深い昔ながらの建物があり、毎日散歩しているだけでも楽しそうです。バスに乗れば、蘭亭や大禹陵といった観光地に行くこともできます。











　上の写真は、去年の春ごろに撮影しました。酒好きの私にとっては、紹興酒を味わうことが旅の目的でもありますので、駅の近くに新設された「中国黄酒博物館」に行ってきました。







　中国の観光地では、お粗末な日本語をよく見かけます。この博物館は入場料が60元？と高額で、特に見るべきモノもないため、私以外に観光客はほとんどいませんでした。試飲させてもらった、よく冷えた甘めの紹興酒は絶品でした。

　紹興の駅前には、大型スーパーやファーストフード店があり、列車を待つのに便利です。前回の旅では、スーパーでバドワイザーのパクリらしきビールを購入し、試しに飲んでみました。



　味はやはり中国の安いビールといった感じで、麦の味がしない上に、なにか変な味がします。

　近頃は家にこもってばかりで、なかなか旅をする機会に恵まれません。自動車免許を取得したら、上海周辺を旅してみたいと思います。

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