中国で免許を取るべく、自動車学校に通っています。自動車学校といっても、日本とは少し異なっています。まず各自動車学校が自分の土地を持っているわけではなく、大きな教習所を各自動車学校で使用するといった具合です。私は平日に習っているので関係無いですが、週末はひどく混雑するということです。
さて、自宅から教習所まではだいぶ距離があるので、教官に車で送ってもらいます。ただし送る人間は私一人ではないため、あちこちの住宅を回ってから、ようやく自動車学校に向かうことになります。朝七時くらいに呼び出され、それから他の家を回り、八時過ぎに到着するということもよくあります。もちろん、こうして同時に多くの生徒に教えることにより、費用が安上がりになっているのも事実です。私は身体検査や試験の費用込みで、4200元(日本円で5万円ちょっと)でした。
中国の自動車免許の取得は、三つの試験を通過する必要があります。まず筆記試験、それからバックと細い道の試験、そして公道での試験になります。私は数週間前に筆記試験を受けましたが、98点で通過しました。常識的な問題ばかりで、特に難しくはありません。
最近は二つ目の試験対策をしています。写真入りでどのような試験であるかを紹介します。
バックの試験は写真の通り、並べられた棒の間を出入りすることで行われます。棒に触れれば失格です。試験で定められた一定の手順があるので、コツさえつかめば問題なく突破できます。次は細い道の試験(教習所内の試験)を紹介します。
直角カーブ。
縦長の障害物の上にのって進みます。左の車輪をのせた後は、右の車輪ものせます(やや難)。
連続カーブ。
20キロ以上で、棒の間を通過します。棒に触れれば失格です。
起伏した道を通過するだけです。
縦列駐車。
マンホールに似た障害物に触れないよう、連続して通過します。
この他にも、坂道の再発進や、100メートル以内にギアを1から5に、5から1に順々に変更する試験があります。
ただ試験当日はこれらの全てを受験するわけではありません。坂道再発進と縦列駐車が必須項目となり、残り2つをパソコンでランダムに選択します。試験合格も運次第になります。
試験が間近に迫っていますが、やるべき事はやり終えた感があります。順調な合格を祈っています。
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