from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

障害基礎年金についての講演会

2017-02-10 | ラーラ(福祉サービス・行政)
ラーラの通う支援学校で、講演会がありました。
昨年に引き続き同じ講師の方。
社労士=社会保険労務士の方が、障害基礎年金について詳しく解説。
診断書の細部に至るまで説明してくれて、すごくよくわかりました。
自治体単位で支給基準にばらつきが大きかったのが、全国で統一される方向にあるらしく
厳しい方のベスト10に入っていた兵庫県民としては、ありがたい流れ。
ま、知的に重度の障害があるとされるラーラの場合、申請すべきタイミングで、事実をありのままに書いてくれる医師に診断書さえ書いてもらえたら、支給されるはず。
でも、客観的な要素は危うい。
一人暮らしを仮定して、支援なき状況を想定して、できるかできないか。
支援なき状況に置かれたことのない子の親としては、きちんと意味を知らなければ、間違えて「できる」「助言があればできる」んじゃないか…と思ってしまいかねず。
今日の説明は、本当にありがたいものでしたよ。
たとえば「食事ができる」
この短いことばに含まれる要素、実は幅広い。
咀嚼できる。
スプーンや箸が使える。
偏食なく食べる。
一日三食食べる。
そんなことを聞かれているのではなく
栄養が偏らないように献立を考え、買い物をして、調理をして、配膳をして、食べる。
そこまでできて、「できる」なんだって。
ポーも、まだできない。
パパだって、完全ではない。
私も、危ういかも。
一人前の主婦レベル。
奥さんに任せっきりの世の男性、ほとんどできないんじゃないかな?
「着替えができる」も、そう。
衣替えとか、清潔な状態を維持する衣服の管理まで含まれての、「できる」
ラーラは障害基礎年金を申請するに値する状態なんだって改めて自覚。
と同時に、自立するってそういうことなんだと。
ポーには、大人になるまでに生活する力を身につけさせないといけないんだって。
親がいなくても、伴侶に頼らなくても、食べること着替えることが一人前にできなければいけないんだって。
教えられるかな?
いや、その前に、私も一人前のことをやらないとなぁって。
なんか、身につまされたのでした。

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