父の三回忌

早いなぁ…もう二年

じぃじに見て欲しかったなぁ、と思ってたラーラの制服姿

三回忌の法要に、着せてった

ポーもついでに、入学式に着せる予定のスーツ着せて

 

祖母の法事と続いて、何回目かな？ここの宴席ってお店にも

ほぼ廊下で過ごした年があり

入口に陣取って、襖を開け放してどうにかいれた年あり

今回はさっと入って、じっと座ってるラーラ

法事に慣れるってのもどうかと思うけど…

大きいばぁば、じぃじが作ってくれたその集いの場で

ラーラはみんなに今の姿を見てもらうことができた

親戚に自閉症の子がいる

そういう客観的なことじゃなく

本人のその時々の困り感や、ゆっくりな歩みを

わずかな時間でも共感してもらうことができる

大事なことだと思う

本当は、父にこそ見てもらいたい子供たちの成長した姿だけど

父のお陰で、こうやってみんなが集って

いっぱいの人に見てもらえたんだなぁ、と思う

ありがとう

子供たちが大きくなるにつれ、自分の子どもの頃の記憶を重ねることが増えた

喫茶店で新聞を広げて、煙草を吸う父

会話なんてほとんどしないのに

「一緒にお茶飲みに行こう」ってしょっちゅう誘われては、行った

子供の時も、大人になってからも

両親の工場を手伝いに通ってた、２年前までずっと

父親と、こんなにたくさん喫茶店に行った娘は、そうはいない？

お寿司屋さんや回転寿司にも、二人で行った記憶が何回もある

ランボーか何かを見に、映画館にも行った

動物園や海水浴、スキーやキャンプ…そういう記憶はないんだけど

トラックの横に乗っけてもらって、走った記憶はいっぱい

家族が小さい家でぎゅーっと暮らして

けんかもよくしたけど

一緒におりたいねん

それが父の家族への、思いだったんだと思う

その思いは、私をいつまでも甘えたの娘にしてしまったけれど

私も自分の子に、一緒におれて嬉しいわって、伝えたい