ラーラには、伝えられなかったいろんな思いがあったんだなぁと
口から生まれて来たかのようにべっらべら喋るポーと
ことばを交わしていて気づく
いろんなことに一喜一憂するポー
それをことばにして伝えてくれる
「いややねん…」を聞くのは辛いけど
伝えてくれた「いややねん」は、聞いてあげないとな
それが明日かあさってか、もっと先には違う気持ちに変化することもあるんやから
今は、いややねんな、と
いつもおちょけて落ち着きのないポーだけど、人の話はしっかりと聞いている
運動会の練習が、あと14回なんて、帰って親に伝えた子がどれだけいるだろうか
保育園の時から、先生の話を細かいとこまで伝えてくれた
大事そうに話したことは、大事そうに伝えてくれる
ことばに対して敏感で、繊細な感受性を持った子だと思う
プラスにもマイナスにも、その感受性は反応する
自分にも、他人にも、優しい(甘い)とこがある
それは、この子の性格
嫌なこと、苦手なことから逃げて通ろうとするのは、よくない
でも、その苦手やな…嫌やな…は、半端なく自分に押し寄せてくるんかも
ゆっくり、少しずつ、できることが増えて
自分を信じる力がついてくのを、待てばいいよね
ラーラの、見てないようで人のすることを見てるとこ
その場ではしないけど、忘れたころに模倣してみせたり
したことないことには、興味を示さない態度を取ってみせたり
それも、そういう性格、なのかもしれない
ポーほど感情を表現するすべがないだけで
何回も何十回も何百回も「おれ、いややねん」って
言いたかったことがあるんやろ
瞬間的に嫌なことには「いや!」って言えるけど
先の予定に対して「いややなぁ」なんて、言えない
ラーラと過ごした時間の中で、ゆっくりじっくり親になってきて
あとに生まれてきてよかったねって、ポーには思ってきたけど
ポーと過ごす日々の中で、また教えられることがいっぱい
何年たっても、子供たちから、教えられることばかり