さて,今日は3要因の最後のお話.
1.先日から受付が始まった無線周波数の新規割り当ておよび無線規格の
普及による新規参入業者による競争の激化.
2.番号ポータビリティの導入による容易なキャリア乗換え.
3.FMC(Fixed Mobile Convergence)と呼ばれる固定網との融合.←これ
"FMC"というコトバは最近,技術系の雑誌やニュースサイトで見かけるように
なった単語である.
その場合のユースケースは,固定網と携帯網の融合という側面で語られる
だけであり,具体的なサービスにまで踏み込んだものは少ない.
そんな中,FMCの具体的なサービス例として登場したのが,先日の記事でも
ちょっとだけ取り上げたブリティッシュテレコムの社長会見でFMCに言及する
ようにそれなりの動きがあるようである.
しかし,BTの例を見るまでもなく,NTT東西とドコモの融合の形が見えてこない.
例えば,"one billing"と呼ばれるドコモとNTT東西の請求書の一括送付といった
サービスが検討されているようであるが,それがFMCなのかと言われると微妙である.
ということで,FMCについてはこれという結論が出せないのだけど,何か思いついたら
書いてみるつもり.
とりあえず,通信サービスのお話はこれで一端終わり.