エコ作家 新藤洋一

エコ作家の仕事と生活

小麦の自給について

2014年08月25日 | 自給

小麦 収穫から粉にするまで

6月に刈り取りをして、1週間ほど乾燥させた後、機械で脱穀。
その後2回ほど天日で乾燥し、唐箕(とうみ)でわらくずやゴミを取りのぞきます。

これを袋詰めして、隣町の製粉所に持って行き、粉にしてもらいました。
 

作付けを増やし、去年の倍近く、約80kgの小麦が採れました。

関東地方で小麦を作るのは本当に簡単です。
肥料を撒いて、耕して、種を蒔くだけ。
春先に1度除草をしただけです。
麦踏みをすると、収量が増えるのかもしれませんが、うちでは一切行っていません。

問題は、保存と製粉です。
麦で保存しても粉で保存しても虫の対策をしなければなりません。
おそらく昔は、共同の水車の製粉所があったので、麦で保存して、必要に応じて粉に挽いていたと思います。
保存していた麦は、夏場に何度も天日干しをして虫を防いでいたでしょう。

今は、近くに製粉所もなく、製粉する場合にも少量ではやってくれないので、まとめて製粉して、冷凍庫に保存しています。
うちでは幸い、店で使っている業務用の冷凍庫があるので、それで済みますが、設備のない人は色々苦労しているようです。
また、製粉所も跡継ぎが無くて閉店するケースが増えており、先行きが不安です。