エコ作家 新藤洋一

エコ作家の仕事と生活

ゆがんだ教育

2012年02月27日 | Weblog

いろな制度というものは、導入してから時間がたっていくと、形骸化していきます。導入時の目的が達成された後、形式を踏襲するだけであったり、形式を守るための制度というような本末転倒が起こって、おかしくなっていきます。

 

教育制度も上記に当てはまると考えます。以前は、人生の目的を達成する(より有意義にする)ためにも、多くの人が大学に進学できることを望んでいました。しかし、今では大学に行くこと自体が目的化し、受験において、いかに高得点をとるのかということが教育の神髄となっています。

肩書きや権威のない者が述べても説得力がないでしょうから、以下に引用文を貼り付けます。

副島隆彦氏の「なぜ女と経営者は占いが好きか」という本の第五章「科学と宗教が堕落し占いが栄えた」より

 

<引用はじめ>

学校教育はもうダメだ

私は、今の学校教育はイカンと思う。本当にイカンと思う。今の学校制度はいったんすべて廃止にすべきだと思う。今の学校は勉強と試験と成績で子どもたちをいじめているだけだ。私の息子(今、高校生)たちも試験勉強ばっかりさせられている。私たち親の世代もそうだった。無理矢理死ぬほど試験勉強ばかりやらせて点数をつけて、23点しかとれないからアカ点だ、とかいって、死ぬほど子どもたちをいじめている。子どもたちをびくびくおびやかすために小学校、中学校、高校が存在する。

(中略)

本当の学校教育は、読み書きソロバンとご挨拶と体を鍛えること(体育)、そしてみんなでおしゃべりして楽しく過ごすことだ。これ以外のことは、学校としてはやめさせたほうがいい。そのように私は強く思う。

<引用おわり>

 

新藤洋一です。生きる力(生活力)のない(身につける機会がなかった)若者に、受験のテクニックという名の勉強を押しつけることに問題があると思います。ゆがんだ勝者と挫折した敗者を生むだけですから。

それにしても、毎日毎日、塾や家庭教師のチラシやダイレクトメール、勧誘電話がすごいですね