エコ作家 新藤洋一

エコ作家の仕事と生活

自給屋勉強会開催のお知らせ

2013年06月13日 | 勉強会

自給屋勉強会 自給生活のすすめ 開催のお知らせです

日時:6月22日(土) 午後8時から

場所:自給屋裏の民家

参加費:200円

内容:独立型太陽光発電の紹介、神の子大豆の種無料配布

参加を希望される方は自給屋 027-387-5869 までご連絡ください。


独立型太陽光発電のつくりかた その5

2013年06月10日 | 環境・自然エネルギー

バッテリーについて

バッテリーと聞いて頭に思い浮かべるのは、自動車に積んであるものという方は多いのではないでしょうか。実際、自動車用のバッテリーをソーラーシステムに使用している方もいます。
自動車用のバッテリーでも、ソーラーシステムは稼働しますが、厳密にはソーラーには向いていないといえます。

自動車用は、始動用バッテリーといい、主にエンジンをかけるときに使用します。ですから、最初だけ使用して、あとは走行中に常に充電している状態です。
それに比べて、ソーラーシステムの場合は、ためた電気をめいっぱい使って、空に近くなったらまたためる、という使い方をするため、始動用とは構造が違うバッテリーを使います。

その中で、安価で手に入るのがディープサイクルバッテリー(鉛蓄電池)というものです。

次にバッテリーの容量について説明します。
容量の単位は
Ah(アンペアアワー)です。
これは、満充電した場合、1時間に何アンペアの電流を供給できるかという数字です。
5Ahのバッテリーであれば、5Aの電流を1時間供給できるということです(理論値)。

バッテリーの電圧は12Vなので、使う電気製品の消費電力から、バッテリーを選ぶ際の容量が計算できることになります。
ここでは、蓄電システム.comの目安を参考に掲載してみます。

今回設置した屋外照明設備には、12Ahのバッテリー(3250円)を付けました。
これは、「10.5wの照明を毎日3時間点灯したい」というリクエストから、ショップで選んでくれたものです。
満充電であれば、10時間くらい点灯できる計算になりますが、毎日晴れるわけではないし、季節の変動もあるので、こういう選択になったのだと思います。

ところで、ディープサイクルバッテリーといえども、完全に空にしてしまうと、バッテリーを傷め寿命を短くしてしまうようです。
これを避けるために、チャージコントローラーにインジケーターが付いています。
それをチェックしつつ、空にならないうちに消灯するということが必要になってきます。
また、このような安価な商品は、それなりの寿命だということも聞いているので、導入する場合は承知の上での購入をお願いします。


鶏捌き

2013年06月04日 | 自給

昨日鶏を捌きました。もちろん食べるためです。
今年の4月に、全国自然養鶏会の交流会で、鶏捌き講習会を行ったのですが、そのときに子どもたちも、鶏の刺身をおこぼれにあずかったところ、味をしめてまた食べさせてくれと言い出す始末。

今、鶏の数もちょっと多いので、久々に鶏を捌くことにしました。5羽です。

まず最初に、庭でお湯を沸かします。

夕べのうちにかごに捕まえておいた鶏を、1羽ずつ首の関節を抜いて絞めます。
それをヒモで縛ってつるします。
全部絞めたら、沸騰したお湯につけて、毛をむしります。
水で洗って残っている毛を取りのぞいたら、包丁で解体していきます。

今回初めて挑戦したのが、鶏の刺身を使ったにぎり寿司。
思ったよりおいしくてびっくりしました。

今日は残った肉で焼き鳥をします。


独立型太陽光発電のつくりかた その4

2013年06月03日 | 環境・自然エネルギー

ライトコントロール機能が付いたチャージコントローラー

チャージコントローラーを介して、ソーラーパネルとバッテリーを繋げば、電気をためることができ、さらにLEDライトを接続すれば、バッテリーにためた電気で、夜間でもライトを照らすことができます。
しかしこの接続で、ライトのスイッチはどこにあるのか不明でした。ライトの手前に、自分でスイッチを付けるのだろうと考えていました。

昨日アップしたチャージコントローラーの写真の一部を再掲しますが、右上にスイッチが1つと、インジケーターが4つ付いています。
また、ショップの商品紹介には「ライティングを10通りまで任意設定できます」と書いてあります。

これがライトのスイッチとどのような関係にあるのか、英語のマニュアルを見ても分からなかったので、ショップに電話して聞いてみました。

まず、このスイッチを5秒長押しすると、セッティングモードに入ります。
次に、スイッチを1回押す毎に、いろいろなモードのセッティングを行うことができます。
主なセッティングモードは、日没後に10分経過したところでライトを点灯させるものです。そして、その点灯時間が1時間から12時間まで設定できます。
それ以外のモードに、テストモード、オンオフモードがあります。オンオフモードにしたところで、再度5秒長押しするとモードが固定され、ライトのオンオフスイッチとなります。

うちの場合は、このオンオフモードとして使っていますが、場所によっては、タイマーモードとして使うと便利かも知れません。
ただし、バッテリーの残量に注意しないと、後で困ることになります。
次回はこのバッテリーの扱いについて紹介します。(つづく)


独立型太陽光発電のつくりかた その3

2013年06月02日 | 環境・自然エネルギー

今から約15年前、埼玉県の小川町で「自然エネルギー学校」が開催され、月1回の講習に通いました。
太陽光発電のカリキュラムの時に、セルを並べて半田付けをしケースに入れた、自作のソーラーパネルを持ち帰ってきましたが、その後使うことなく、倉庫に眠っていました。

ネットショップで購入予定だったソーラーパネルは、出力が10wのものでした。
エネルギー学校で自作したパネルの出力は不明でしたが、大きさからして5~10w程度のものと考えられます。
それ以前に、15年も倉庫で眠っていた素人手作りのパネルが、はたして稼働するのかどうか不安があったので、テスターを購入して電圧を測ったところ、ちゃんと数値が表示されたので、発電できるようです。

*ソーラーパネルの電圧は約19V

パネル以外で購入したのは次の製品です。
・直流LEDライト(昨日のブログで紹介済み) 1580円
・チャージコントローラー(5A) 2480円
・ディープサイクルバッテリー(12Ah) 3250円

送料込みで8010円。注文した翌日には商品が届いたので、早速接続し、その日の晩から点灯しました。
設置は晴れの日の午後3時過ぎでしたが、バッテリーはある程度充電されていたようで、その夜は3時間くらい点灯できました。

接続は、それぞれの機器の設置場所を決めた上で、配線を準備。バッテリーとライトをチャージコントローラーに接続し、最後にソーラーパネルを接続します。直流システムを使う場合は、チャージコントローラーに直接ライトをつなげるのがポイントです。

ショップからは、接続の際の注意書きが添付されていましたが、チャージコントローラーのマニュアルは、英語のものしか付いていませんでした。
ただ、下の写真のように、どこに何を接続するのかは、イラストで分かるようになっています。

*左の2端子がソーラーパネルへの接続、真ん中がバッテリー、右側がライト。

実はこのチャージコントローラーというのは、単に、過充電や逆流の防止だけでなく、点灯をコントロールする機能が付いているのです。この機能の紹介を、次回にしたいと思います。(つづく)


独立型太陽光発電のつくりかた その2

2013年06月01日 | 環境・自然エネルギー

ほとんど理解していなかった独立系の太陽光発電システムを構築するために、ネットで検索し経験者のブログなどを参考に検討した結果、だいたいどのような機器が必要なのか理解できました。

次に、それぞれの機器のスペックを決めていくのですが、基本はまず
何をどれくらい動かすのか
これを想定することになります。

うちの場合は、「屋外で夜間照明を3時間くらい点灯する」ことにしました。
機器の選定に当たり、秋葉原の電気店のネットショップ
蓄電システム.com http://www.chikuden-sys.com/
を利用することにしました。
このショップは、小容量の機材を豊富に揃えていて、価格も安いと判断したからです。

ここの「12V用LEDライト」という商品カテゴリーの中から選んだのは、次の商品です。
(ちなみに、12Vというのは一般的にバッテリーで使う直流の電圧です)

他に選択肢がほとんど無かったのですが、明るさが720ルーメンと、十分だったので、これに決めました。(すでに家庭内のほとんどの照明をLEDに交換していたので、ルーメンのイメージはできていた)

このライトの消費電力は10.5wですから、これを3時間点灯させるのに必要なバッテリーの容量は、計算すれば出てくるわけです。
さらに、そのバッテリーを1日の日射量で充電することのできるパネルのスペックも、計算で出てくることは理解できます。

緻密な計算が得意な方は、年間の平均日射量などをパラメーターとして算出するのでしょうが、1万円程度で構築する簡単な屋外照明なので、そこはショップに電話して聞くことにしました。

電話に出たのは、おそらく中国系のお姉さんで、日本語は少し怪しいものの、商品知識は確かであり、こちらの要望に添った製品を案内してくれました。
ところが、そのうちの太陽光パネルが品切れとなっており、6月に入らないと入荷しないとのことでした。

勢いよく走り出した「屋外照明プロジェクト」も、ここで小休止かと思われたのですが、実は家で眠っている太陽光パネルがあったことを思い出し、即日注文→翌日到着→即設置となったのでした。(つづく)