『寺山修司の百首』(ふらんす堂)
著者藤原龍一郎 2022/6/23発行 ¥1.870
寺山修司の短歌が藤原龍一郎による250字程度の
解説文で百首紹介されている。
私は寺山がきっかけで短歌を始めたようなものだから
寺山の短歌はある程度読んできたつもりでいながら
まったく見落としていたような作品も選ばれており
新鮮な思いで読むことができそうである。
もちろん、寺山と言えばコレという短歌も載っている。
昨今、デマだろうけど「短歌ブーム」などと言われている。
寺山修司の短歌を知らない人にも
短歌に興味のない人にも楽しめそうな本だ。
表紙には「歌人入門⑤」とある。
この本はシリーズ化されていて啄木、茂吉、白秋、鷗外の百首が
既刊のようだ。まったく知らなかった。