詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

おお平和。

2021-07-04 12:32:36 | 千駄記

はい、またサギです。ゴイサギの幼鳥。ホシゴイと言います。
外出しないことに慣れますと、それはそれで悪くない。
けれども、なぜか焦る。

7/4(日) 雨曇

今日は涼しくて肌寒いほど。
読書日和なので、メジャーの大谷選手の試合をBGMに、
とある歌人の伝記を読んでいた。

(前略)小柄なからだをきちんと坐りましたきち女の顔は、
馴れませぬからの緊張ではなく、
むしろその持ち味と思われますおちつきの中で何ともこう、
正体のわかりにくい冷静をつづけていまして、知らない東京にまいり、
道をたずねてここまでのその思いこみ、熱情、
とはかえって反対の印象にさえありましたもので、
終始自分から口をひらきませぬでしたのも、慎しみとか、遠慮とかの、
女性普通の感情とはちがって見受けられるのでしたが、私少こし、
他の友だちから聴いていたこともございましたので、いたわってやりたい、(後略)

といった感じの文章で決して、読みやすいとはいわれないものです。
『江口きちの生涯』という島本久恵が書いたもの。昭和42年発行。
「晴詠」9号に江口きちを取り上げるつもりなので、
明らかな間違いがあってはいけないと資料を読み直しているのです。
いくつかの資料をあたって、正確な判断がつかないものについては
川場村に問い合わせしました。
調べて回答する旨、返信をいただいたので待っているところです。

昨日はリビングのテーブルの上を少し整理したんですが
その山から未開封の封書が出てきました。
開きますと、なんと、短歌系新聞社からの原稿の依頼。
締切は過ぎていませんでしたので、取り急ぎ「諾」のメールを送りましたよ。
せっかくの短歌発表のチャンスを逃すところでした。
相変わらずのあほです。

午後からも読書の続きです。
おお平和。

昨日は大きな災害が熱海でありました。
生業の取引先がありますので案じました。
最近は音沙汰ないので、連絡もし難い。

おしまい。