岬一周の小さな旅

アーキペラゴのSさんに

Mちゃんと夫と私で

カヤックの小さな旅をお願いしました。

Mちゃんとは

2回目のカヤックで

前回は湖で漕いだので

今回が海デビューです。

そして夫は初めてのカヤックです。

一度はカヤックを体験した方がよいのではと思い声をかけました。

岬一周の小さな旅は

岬の北側の根元のK浜から出発して

岬の先端を周り

M島と岩の間を通り

岬の南西の面の真ん中あたりにあるT浜に上陸して

少し休みました。

それから

S島に向かい、

S島をぐるりと周り

N浜へ到着しました。

そして徒歩で

出発地点のK浜へ戻り

車で再び

N浜に戻り、Sさんが

カヤックを車に載せる場面を

見せていただきました。

私はニ度目の岬一周でした。

一度目はSUPのボードで

数年前にSさんに一周のガイドをお願いしたのです。

(どうしても一人で岬を一周する勇気がなかったため)

カヤックだと漕いでいても

守られている感じがあり

安心でした。

目を閉じると

岬やS島の風景が

浮かびます。

個人的には

反省点はいくつかありますが

とても

たのしい旅でした。

この小さな旅が実現できてよかったです。

うねりのこと。

「台風が来ているのに

どうして今日は

うねりがないのですか？」と

気象庁の相談室に電話で聞きました。

「まだ距離があるからです」

「そうなんですね、、」

「いいですか？これで」

と言われて

もっといろいろ聞きたかったけれど

「はい、ありがとうございます」

と言って終わりました。

電話を切ったあと

四国と九州と沖縄の天気予報を確認しましたが

うねりの予報はありませんでした。

8月は

私が海に出たときは

いつも

うねりの予報がありました。

うねりがないのは

久しぶりのように思います。

どうしてなんだろう、、、

介護帰省でCDをもらったこと。

二泊の介護帰省は

無事に終わりました。

今回は車イスデビューをする予定でしたが

お天気が不安定だったため延期にしました。

前回の帰省の時

「香水」を母から教えてもらいましたが

今回は

米津玄師のCDをもらいました。

前回の時、

母は「米津玄師に挑戦してみる」と言っていて

生協でCDを購入したのです。

感想は

「あまり心が動かなかったけれど

"まちがいさがし"はよかった」とのこと、

「CDはあなたにあげる」というわけで

ラッキーでした。

母が私に頼む買物リストには

「誕生日カード3枚

何にでも使えるFor youカードを5枚」と書いてありました。

12月に

孫の二人が誕生日を迎えるのです。

もうそのカードの準備です。

そして

For youカードは

デイサービスのスタッフに

あげるとのことです。

母は

デイのスタッフさんに

何気なく誕生日を聞くそうです。

それを頭の中にインプットして

誕生日カードを

こっそりあげるそうです。

こっそりあげるので

カードはポケットに入る大きさが良いそうです。

デイのスタッフさんは

とても

喜んでくれるそうです。

母は

デイに行って

リハビリ運動をしたり

お風呂に入ってきますが

お仲間一人一人

育ちも歴史も環境も

価値観も趣味も好みも違い

人生勉強しているようです。

母の話を聞き

私も人生勉強をしています。

財産になった遠い涙のこと。

幼稚園に入る前だったと思うので

多分

3歳の時だったと思います。

駅から家に帰る途中、

私は喉が乾いて泣きました。

横には

母が歩いていましたが

手を繋いでいたかどうかは

覚えていません。

ただ

はっきり覚えているのは

母は

私が泣いていても

何も反応しなかったことです。

心の中では

「うるさい」とか

「泣いても水はない」とか

「わがまま言わないで」とか

「いいかげんにして」とか

いろいろ思っていたのかもしれませんが、

母は

何も言わなかったのです。

そして

別のある日

母が台所で洗い物をしている横で

私は泣いていました。

理由は覚えていません。

ただはっきり覚えているのは

この時も

母は何も言わなかったことです。

幼稚園に入ってから

私は幼稚園バスに乗りたくなくて

泣きました。

バス内の先生は

私を引っ張り

母は

泣いて抵抗している私の背中を押し、

バスに押し込みました。

多分、

それらの経験で

私は母に対して

泣いても無駄ということを

学んだように思います。

泣いても無駄ということは

学んだけれど

幼稚園で

すぐに泣く女の子たちが

うらやましくて

わざと

泣いたことが一度あります。

おとなによっては

子どもが泣くことは

とてもイヤなことなのだと思います。

でも

子どもが泣くことは

とても大事なことだと思っています。

泣く子は育つと思っています。

私は

泣くことをあきらめた子どもでしたので

上手く育たなかった。

けれど

こうして生きているのだから

子ども時代(まだお腹にいる時かもしれません)のどこかで

しあわせだったのかもしれません。

そして

泣いても無視された経験から

母をゆるすのに

ずいぶんと年月がかかりました。

消せない負の記憶のことで

相談した時

算命学の先生から

「今さら年老いた母親に

過去のことを話しても

何も良いことはない、

今まで通り、良い娘を演じていれば良い」と言われて

とても楽になりました。

実は

本当は心の底ではゆるしていないのかも

しれません。

けれど

私は彼女の良いところを

よく知っているし

尊敬もしています。

滞りなく

抜かりなく

介護もします。

きちんと娘の役割は

果たすつもりです。

無視された悲しい涙のことは

私にとって

財産と思えるように

半世紀以上も経って

やっと

なりました。

天気のことと人の感情のこと。

天気図を毎日見て

風の向きと強さも

チェックして

1日に何回も風情報がメールで送られてきても

見方がわからないから

ただ情報を見ているだけで

実は

何もわかっていません。

具体的に想像できていない。

天気図から想像する目も

空を見て天気を知る目も

あの雲がどう影響するのかとか

風を感じて天気を想像することとか、、

あまり成長していません。

「天気図のことがわからない、天気のことがわからない」

ということは

はっきりわかっているのだから

具体的に何がわからないのか

はっきりさせて

わかるように

努力したいと思います。

ところで

ひとつの場所で

風は一方からしか吹かないのでしょうか。

海に出ていて

南からも

北からも

両方から風が吹いたことはないと

思いますが、、

どうしてなのでしょうか。

そして

天気には感情はない、多分。

今日みたいに海が荒れれば

海が怒っているみたいに

見えるけれど

怒っているわけではないと思います。

でも

原因はあるのだと思います。

必ず。

人には

感情がある。

怒ったり悲しんだり

喜んだり

楽しんだり、、、、

人の感情にも

必ず原因があるのだと思います。

今、私が1日のうちに多くの時間を共にしている人は

突然怒る。

私には

原因がわからない。

けれど

海のように

遠いところの天気の影響で

うねりが来るように

その人の遠い過去のことが

怒りの原因だったりするのかも

しれないなぁ、、と思います。

話が

天気のことに戻りますが、

自分のカヤックが来る前に

天気のことは

自分の中で整理したいと思います。