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ほぼリスクなしで月商200万も可能!決め手は商材選び「はじめよう!ドロップシッピング」

2011-07-01 10:44:15 | 起業に関する成功本
「はじめよう!ドロップシッピング」
筆者/浮城隆 出版社/同文館出版 1,500円

◆目次
第1章 ドロップシッピングのすすめ
1、ドロップシッピングとは何か
 ネットショップの新しいカタチ
 「売って」から「仕入れる」発想
 ドロップシッピングが実現するリスク管理
 (1)出店・事務所ゼロ
 (2)出荷・発送ゼロ
 (3)社員ゼロ
 (4)商品開発費もゼロ
 アフィリエイトや通常のネットショップとはどう違うのか?

2、リスクを抑えながら売上げを追う
 仕入れ・出荷以外はネットショップと同じ
 ドロップシッピングで月商200万円!
 商材ややり方によっては、月商1000万円も可能

3、「時間」や「場所」の制約を受けないビジネス
 誰にでも平等に与えられたチャンス
 副業から起業へ
 メール返信は24時間以内でOK
 「サンクスメール」、「出荷メール」の例
 ドロップシッピングの三つのタイプ

4、私とドロップシッピングとの出会い
 「カレー、売ってみない?」
 「花屋」が「カレー屋」になった理由
 後発ネットショップとしての課題
 まだ、参入余地のあるビジネス

第2章 商材の決め方・探し方
1、失敗しない商材選びの考え方
 高単価商材か、リピート商材か
 経験商材か、未経験商材か
 ウォンツ商材か、ニーズ商材か
 ドロップシッピングに向かない商材とは?

2、どのようにして需要を調べるか?
 ネット通販必須の「キーワードアドバイスツール」
 楽天内の検索ワード、ヤフオクへの出品

3、競合状況を調べよう
 候補の商材を検索してみる
 サイトの人通りがわかる「Alexa」
 入札価格チェックツールで入札価格を調べる
 楽天で「感想の件数」を調べる

4、粗利はこれだけ確保しよう
 目標は粗利40%以上
 どのようにして粗利を確保するか?

5、サプライヤーと契約する
 見込みサプライヤーを探そう
 人気店(老舗)に飛び込んでみる
 ギフトショーに参加しよう
 サプライヤーとの交渉はどうやるか?
 交渉する際の注意点と卸価格の決定
 提携プロバイダと契約する

第3章 ネットショップを持とう!
1、まずは、コンセプトを決めよう!
 コンセプトが店の方向性を決める
 サイト作りの考え方
 サイト作成業者の選び方

2、取引をスムーズに行うには
 ドメインを取ってレンタルサーバーを借りる
 ショッピングカートをレンタルする
 支払いは、カード決済・銀行振込み・代引きで

第4章 売上げをアップするテクニック集
1、売上アップの考え方
 「よい商品」、「きれいなサイト」だけでは、なぜダメか?
 売上げを上げる三つの力(その①―集客力)
 売上げを上げる三つの力(その②―販売力)
 サイトを作る三つの力(その①―構成力)
 サイトを作る三つの力(その②―画像力)
 サイトを作る三つの力(その③―文章力)
 売上げを上げる三つの力(その③―商品力)

2、リスク管理はこうやる
 顧客情報は漏洩しない確実な発注方法
 クレームには、こう対処する

第5章 提携プロバイダを使いこなそう1、提携プロバイダとは何か
2、もしも
3、電脳卸ドロップシッピング
4、ドロップシッピング ジャパン
5、ドロップシッパーズ 


長い不況が続き、所得水準もなかなか増えない中、副業としてアフィリエイトやドロップシッピングを始める人が増えています。

以前『週末起業』という本が売れましたが、ネット起業は資本がかからないのでどんな人にもチャンスがあると言えます。

では、ドロップシッピングとはどうものなのでしょうか?

ドロップシッピングとは、店舗を持たなくてもお客様から注文が入ると、契約しているサプライヤー(商品供給元)から商品を1個単位で直送する仕組みのことです。

自分でホームページを作るスキルがなくても、ブログができるスキルさえあればスタートできるだけあって、すぐおこずかいを稼げると思う人も多いようです。

ただ当たり前のことですがどんなビジネスでも熾烈な競争があり、成功するためには成功事例を研究することは欠かせません。

ドロップシッピングについて書かれた書籍は多数ありますが、この「はじめよう!ドロップシッピング」は著者自らの成功体験と失敗体験がふんだんに盛り込まれており、“成功への指南書”としてわかりやすい構成になっています。

印象的だった箇所を、以下に記します。


◆1章 ドロップシッピングのすすめ

ドロップシッピングの場合は、あらかじめサプライヤーと呼ばれる商品提供元、メーカー、卸と契約しておく。この時点で、ドロップシッパー(販売者)に課金したり、月額料を課すところはほとんどない。もし、あったとしても微々たる金額である。もちろん、販売ノルマも存在しない。

そして、ドロップシッパーとなったあなたはネットショップを運営し、商品を販売する。その商品が売れると、サプライヤーに出荷依頼を出す。この時点でようやく、サプライヤーから商品いくら、送料いくらという請求が発生することになる。

そう、売れるまで請求が発生しないのだ。まず「売って」、それから「仕入れる」。

このビジネスは強い。なぜなら、売れるかどうかなんて、バイヤー(仕入担当)の思い込みで、どうこうなるわけではない。市場に聞いてみなければわからない。そのトライ&エラーを、ほとんどコストをかけずに行うことができるからだ。そして、売れるものが見つかったら、その商品を販売の重点商品とすればいい。

どうしても在庫を持つビジネスがしたければ、売れるのがわかってから在庫を持てばよい。


アフィリエイトや通常のネットショップとはどう違うのか?

アフィリエイトは、自分のサイトやブログ、メールマガジンなどで商品を宣伝し、見込み客を販売者のサイトへと誘導する。サイトへの訪問、または注文、資料請求などで報酬が発生する仕組みである。

報酬額は販売者が決定し、その多くは1~数%である。たとえ1万円の商品が売れたとしても、わずか100円程度の報酬しか入らないのは、よくあることだ。

それに対してドロップシッピングは、販売主体はあなた自身となる。販売価格の決定権があるため、利益率も自由に設定することができる。他店の販売価格も考慮しなければならないが、利益率を30~40%、場合によってはそれ以上に設定することもできる。つまり、同じ商品を売るにあたって、アフィリエイトの30~40倍も稼ぐことが可能となるのである。

またネットショップの場合は、実店舗や事務所を持つことと比べると、かなり安い費用でビジネスをはじめることができる。ここまではドロップシッピングも同じである。しかし、その多くが在庫として商品をストックする必要がある。

さらに、自前で梱包・出荷作業と行なわなければならない。すると、必然的にコストが高くなってしまうため、少なくとも月商300万円は超えなければ、ビジネスとしては成り立たない(もちろん利益率によって一既には言えないため、あくまでも目安)ことになる。

一方、ドロップシッピングの場合は、ほとんどコストがかからないため、月商100万、200万円程度で、いちおうのビジネスのカタチにはなってくる。そのあたりが、通常のネットショップとは異なる点である。


ドロップシッピングで月商200万円

では、ここで私自身の事例をご紹介したい。私は2005年6月にドロップシッピングを使って、カレー屋をオープンさせた。最初は売上げを上げるのに試行錯誤したが、2006年5月には月商100万円を超え、その後ほどなくして月商200万円になった。新規購入者を含む販売平均価格は約4,200円。平均粗利率も40%近い(商品によっては、利益率62%に設定しているものもある)。自宅で、一人でやっているビジネスとしては十分だろう。

しかも、楽天カレーランキング1位も獲得したし、上場企業から生協などからも、「貴店のカレーを扱いたい」というお声がけまでいただくようになった。さらには、「代理店契約はできないか?」という方まで現れた。

また今後は、ネットビジネスにこだわらず、喫茶店などに対しても「カレーを扱いませんか?」と、個別に営業をかけていくことも検討中である。

そう、売上げを追おうと思えば、どこまでも追っていくことも可能なのである。繰り返すが、自宅で、一人で、ほとんどリスクゼロでスタートしているのにもかかわらず、である。


◆失敗しない商材選びの考え方

高単価商材か、リピート商材か

でが、肝心の商材はどうやって選べばいいのだろうか?

ドロップシッピングはリスクが低い。だから、ビジネスを行うにあたっては、どれだけ利益を得られる商品を扱うか?というのが、成功するためのポイントとなってくる。

ズバリ、商材選びに必須な条件を結論から言うと、

「単価が高いもの」か、「リピート購買が見込めるもの」

の、どちらかだ。両方、同時に見込めたら言うことはない。

高単価商品の代表は、車や不動産。最低でも、10万円以上の取引になる(不動産なら数百万円~)から、粗利率が多少低くても1回の取引で確実な利益が得られる。ただ、何の知識やコネがないと、ドロップシッピングはやりにくい商材ではある(だから本書では、これ以上触れない)

逆に、きわめて単価の低いものは、商材に選んではならない。たとえば「駄菓子」。1個10円、20円という世界である。たとえ、粗利率が50%あったとしても、1個の利益は5円、10円にしかならない。経験上、商品単価と客単価(1人のお客様が1回で買っていただける総額)は連動するため、1人のお客様から得られる利益は、それほど期待することはできない(サプライヤーに梱包作業を依頼できたとしても)(※中略)

現在、私のカレー屋は1セット1,000円程度のカレーを中心に扱っており、客単価(1人のお客様の1回の平均購入額)は、およそ4,200円である。それでも、「もっと単価の高い、高額商材にしておけばよかった…」と、たびたび思ってしまうほどである。

そしてさらに、リピート購買が見込めるものでなければならない。もし高単価でなければ、リピート商材であることは必須である。なぜなら、新規顧客を1人集めるのでさえ、広告を出すなりモールに出店するなど、多額のコストがかかってしまうからだ。

この集客コストを回収して利益を出していくには、高単価商材でないのなら、リピートして買ってもらうしかない。つまり、あらかじめ「リピートが見込めるもの」しか、商材として扱ってはならないのである。(※中略)

また重要なことは、

「1回買って頂いたお客様に、その後、2個目の商品を買って頂くことはできるだろうか?」

と自問してみることである。同じお客様に、ジンギスカンの鍋を2個買って頂くことは、おそらくむずかしいはずだ。だから、「商材として扱ってはならない」という結論になるのだ。

それでも売りたければ商材を展開し、「ジンギスカン用の肉」や「タレ」といった、リピートしていただけるものを商材に加えることが必須条件となってくる。

ちょうど、「ジンギスカン」の例を出したが、リピートしやすい商材の代表として「食品」がある。私が販売している「カレー」も、もちろんこの中に含まれる。しかし、食品なら何でもいいというわけではない。食品の場合の目安を、私はこう考えた。

「あまりのおいしさに、食べ終わった瞬間、もう一度食べたくなって、すぐにパソコンに向かって再注文するぐらいの商品」

少し大袈裟かもしれないが、私の販売しているカレーは、これぐらいの味だった。それでも、リピート率は20~25%(この率は、「2回以上購入者のリスト数÷1回以上購入者のリスト数」で算出している。大企業のように、1人のお客様を3ヶ月追跡調査した結果の数値ではない)のだ。


最後に、著者のプロフィールを以下に記します。

◆浮城 隆(うきしろ たかし)
ドロップシッピング・コンサルタント。有限会社彩苑(さいえん)代表取締役。
愛媛大学農学部卒業。2005年ドロップシッピングを使って、インターネットで冷凍カレーの販売を開始。自宅で、ひとりで運営したのにもかかわらず、1年後には月商200万円に。また、自らの体験をベースにしたドロップシッピング販売ノウハウを提供するドロップシッピング研究会を主宰。メルマガ会員は約5000人にものぼる。
会員へのドロップシッピング支援の他、セミナー講師としても活躍している。




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