上達したい方のための水墨画教室

水墨画の奥深い魅力と沈和年先生による本格的水墨画指導の様子や教室会員さん達の学習の成果を紹介していきます

ある日の四日市水墨画教室~破墨山水画~

2013-02-26 | お手本と描き方のポイント
 今回は沈先生に山水画の技法を教えて頂きました。

  
 「 煙 雨 」 沈 和年

 
 あらかじめ構図のバランスを考えて水を引いておいた画面に墨を着けた筆で濃淡をつけながら大胆に山の形を描いていく。
タイミングを見計らって霧吹きで水を撒き破墨する先生。
山の墨色に豊かな変化が表れて、会員さん達からは思わず歓声が上がります。




水を巧みにコントロールすることによって刻々と変化する墨色の美しさを見つめている時間は、本当に心癒される貴重な一時です。そして同じ喜びを共有できる仲間がいることの幸せを感じる瞬間でもあります。

沈先生、会員の皆さまいつも本当にありがとうございます。
これからも一緒に水墨画の世界を楽しんで行きたいと願います。


 



国際水墨芸術大展

2013-02-24 | 展覧会のお知らせ
 沈和年先生先生が実行委員をお務めになられている
国際水墨芸術促進会主催の国際水墨芸術大展の様子です。
日中両国の素晴らしい力作がおよそ300点以上集まり、
とても見ごたえのある展覧会です。


大勢の参加者の注目の中、見事な筆さばきで席画を披露する沈先生。



沈先生による作品講評に熱心に耳を傾ける参加者


四日市教室からも数名が参加し好結果を修めることが
出来ました。今年も出品に向けて更に頑張って行こうと思います。



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お手本 今月の花「紅梅」

2013-02-24 | お手本と描き方のポイント
 

 
 今回は紅梅の描き方をを教えて頂きました。

濃淡を着けた筆を加減して奥行きを意識しながら
太さに変化をつけて勢いよく幹と枝を描きます。

花の向きを前後関係を考えて変化をつけて描くと良いでしょう。
花弁は大きさや濃淡の変化をつけます。

萼の点を強調すると枝の線と花の点を調和させます。

 
 筆は茶色いイタチの毛でできた弾力のある「蘭竹」を使っています。
使い慣れるとこれ一本で幹も枝も花の萼まで描ける便利な筆です。
紙は中国の画宣紙という滲む紙を使っています。
墨は液墨でも固形墨でもお好みでかまいません。

「本格水墨画 作品づくりに役立つ10の奥義」(日貿出版社)の本に
さらに詳しい道具の知識や墨色の出し方三墨法などの説明が
解りやすく書かれていますので良かったら参考にしてください。


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先生のご紹介

2013-02-22 | 先生の略歴
【沈 和年(しん.わねん)先生の略歴】

1955年上海生まれ。1979年、中国水墨画の大家である唐雲先生に師事。
1987年、上海大学美術学院卒業。1990年、日本へ留学。

【著書】

「墨絵をたのしむ」シリーズ全3冊,「ステキなはがき絵」シリーズ全3冊(二玄社)
「本格水墨画・作品づくりに役立つ10の奥義」(日貿出版社)
「沈和年画集」(上海書画出版社)ほか。
「墨」,「人民中国」,「趣味の水墨画」,「美術の窓」,「書画のたのしみ」,
「水墨画」雑誌などの水墨画特集、連載講座執筆多数。

【現在】
  
 上海美術家協会会員、国際水墨芸術促進会運営委員。日本翠風会代表ほか、
 総合水墨画展、国際水墨芸術大展、現代水墨画展などの審査員も務めている。

      

 



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