上達したい方のための水墨画教室

水墨画の奥深い魅力と沈和年先生による本格的水墨画指導の様子や教室会員さん達の学習の成果を紹介していきます

5月 勉強会

2023-05-21 | 教室の様子
5月のゴールデンウィークも夢の様に過ぎ去り、すっかり日常に戻りましたね🌿
山を見ると緑が生き生きとして眩しいです✨✨✨✨
私は一年の中で5月の陽気が大好きなのですが、この間の夏の様な気温には驚きました。
今年の夏はどの様になりますかね?猛暑や豪雨など極端でなければいいなと思います。

平野さんが、5月にいいかな?と河鍋暁斎の鍾馗(しょうき)様の絵を模写して持って来てくれました。


勢いよく鬼が蹴り上げられています😆
模写とはいえ、とても上手に描かれていて見ていて楽しくなりました。
河鍋暁斎の絵より、鍾馗様のお顔が優しいんです😊 小さな男の子が見たら、僕も鬼を蹴飛ばすっ!と真似をしてくれそうな気がします。

お恥ずかしながら、私は鍾馗様を知りませんでした💦 私が知らないと言う事は娘達も知らないと言う事😅 こう言う事はちゃんと伝えていきたいと思います。遅いけど知れてよかった、平野さん描いてきてくれてありがとう😭
調べてみると、中国に伝わる道教系の神様で、家内安全や無病息災、学業成就にもご利益があるそうです☝️
図像を飾る事で疫病余け魔除けになるとか、一枚描いておくのもいいなと思いました。








坂本さんの絵の数々です😊
これでも一部の写真でもっと描いてこられていました。3枚目の絵には印が入るスペースが空けられていました。篆刻師である坂本さんならきっと素晴らしい印を押す事でしょう✨  
出来上がりが楽しみです💓

相変わらず坂本さんの絵は構図が大胆で勢いがあります。
私はつい紙の中収まろうとしてしまいますが、坂本さんの絵は勢いがはみ出してます😆
紙より大きく物を見る事が大事だなと思いました。






水谷さんの藤と紫陽花

藤の花が静かに揺れています。蜂も飛んでいて穏やかで品の良い景色に見えます。
藤は葉をどこに持って行くか、どのような表情で描いて行くか悩みます。
どこに向いても、どこに向かってもおかしくない分、絵と向き合ってどの流れが美しいか考える必要があります。

紫陽花は初め墨一色で描かれていたのですが、色や葉を出して表情を足していました。
色を加える事で一つに見える花を二つ重なったように変化させる事も出来ます。
失敗したと思わずにいろいろな事を試してみるのも新しい作品に出会えるキッカケになりますね👍☺️
墨一色も素敵ですが、紫陽花は色が入る事で華やかになります✨







篠原、葡萄と藤
和年先生の葡萄🍇の書き方を習得したく、本から模写してみたのですが、写真では色が補正され分かりにくいのですが、葉の墨色が汚いです、膠が入っているからと安心して何度も墨を入れ直すと、結局乾いた後見るとせっかくの淡墨が美しく表現出来ません。
迷いは墨色を汚くします、膠が入っていたとしても一発で様子を決めていきたい所です。

2枚目の藤は自宅で描いたものですが、教室に持っていくのを忘れてしまいました💦
葉が少し足りませんね、粗密の密の部分を考えて足してまた教室に持って行き勉強の種になったら良いなと思います😊



坂本さんにその場で描いて貰った朝顔です✨
何度も墨を重ねないので墨色が澄んでいます♪  描いてる時は葉に見えない様な、墨をボトボト置いてるだけに見えるのですが、乾いてみるとあら不思議😳 朝顔の葉に見えるから驚きです!

変に墨を重ねない事が墨色の美しさのポイントですね☝️

この絵以外に、現代アート?の様なヘチマを描いみたり、蓮子を描いて茎をどう伸ばすか?花はどごから覗かせるのがバランスが良いか?などたくさん学ぶ事が出来ました☺️

今回も教室に来られた方の絵を見て刺激をたくさん受ける事が出来ました。
1人で描くのもいいですが、みんなであーだこーだと意見を聞くのがとても勉強になります。


興味のある方は教室に遊びに来て下さいね💕





来月、教室のお知らせ🍀

6月19日
10時から16時
なやプラザ
翠風会 三重

また来月よろしくお願いします🌿💕