ああいえばぐ~

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悲しい事

2008年01月26日 | 介護
by とんぼ

私の父も、3年前に亡くなりました。
2回の脳梗塞で脳血管性の認知症が徐々に進み、最後の1年位は福祉施設に入所していました。
認知症になって、父の悪い所だけが残ったような感じになってしまいました。
しかも、クローズアップされた状態で・・・。
施設の人の言うことを聞かなかったり、他の入所者さんとトラブルをおこしたり、問題児でした。
面倒を見ていたのは姉でしたが、姉が面会に行くと、姉を大きな声で罵倒したりするので、姉の精神状態も最悪でした。
姉のストレス発散の相手は私。
だから、私の精神状態も悪くなりました。
脳梗塞でも麻痺等の後遺症はなく、最初は『軽く済んで良かった』と喜んでいたのです。
でも終盤は『一気に死んでしまえば良かったのに・・・』と思うようになりました。
『こんなこと思ったら、そう思ったということを後で後悔するだろうな』と思いつつ、思わずにはいられない厳しい現実がありました。
ようのお友達と同じです。
父が亡くなった時、悲しい気持ちと同時に、『あぁ、終わった・・・』と思いました。
薄情だと思われるかもしれません。
でも、それだけ介護って大変なことだと実感しました。
24時間、『いつまで』という期限がないのが介護です。
父は3回目の脳梗塞が致命的になって、意識もなくなり、呼吸状態も悪くなって、いつ呼吸が止まってもおかしくない状態になりました。
それはわかっていたけれど、でも『その時』は、やっぱり急におとずれました。
『明日呼吸が止まる』とか『2時間後に呼吸が止まる』なんて、神様にしかわからないことですから。
姉と交代して私が家に戻っている間に、父は亡くなりました。
『急』でした。
『何で今なの?』って思いました。
だから『今が大事』って実感しました。
今父を思い出すと、病気になって困らせられた時の父を先に思い出します。
元気な頃の父は、その後です。
それが、悲しいです。

暗い話になってしまいました  ごめんなさい


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