みうさ～ん

みうさん。

なんでかなぁ。
なんで、そんなややこしい病気になるかなぁ。

寝てる私やばあちゃんの耳もとまでやってきて。

腹減っただの、そとにだせだの。

ソファに座る私の目の前までやってきて
なにやらみゃうみゃう訴える。
何を言ってるのか、よくわからん。

ちるぱるがやってきてから
ひとくくりにされちゃって。
わがままなお姫様がいきなりふたり姉妹の姉さんに。

犬が増えてからますます、ひとくくりに。
ふうくうがヘルニアだの、黄疸だの。
ぱるるが骨折だの。

けして、手がかからないとは言わないけど
自由に暮らしてたのに。

朝、起きて、散歩に出て
帰ってきたらごはんが用意されていて。
ぬくぬくお日様の窓でお昼寝して
寝るのに飽きたら自分で網戸を開けて散歩に行く。
時々、夜更かしして母さんの逆鱗に触れたり。

夜中はみゃうみゃう話しながらお家を徘徊（笑）
お腹が空いたらばあちゃん起こして、カリカリをもらう。

犬にブラシをかけてたら、いつの間にか
横たわり、ブラシを要求。

夜遅くの食事をしてたら、どれどれ、私も味見を。って。
みうさんだけにあげると犬たちはずる～い、みうちゃんだけずる～いってうるさくなるけど

みうさんはいつも特別だった。


きっと、犬たちの方が早く空に召されるから
残った私たちで老後を楽しもうねって
犬に内緒で約束したはず。

ごはんもお水も健康志向に考えてたわ。

自由なみうさん。
不自由になるのは困るよね。

母さんは出来ることから始めてみる。
みうさんはお薬を頑張って飲むをがんばれ。