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ゆうちゃんの独り言

モーツァルトが大好きで毎日欠かさず聴いています。人生の生き方は仏教で毎日般若心経を唱え、時間を見つけて寺巡です。 合掌

■  宮沢明子をフィルハーモニックアンサンブル管弦楽団で聴いて♪♪

2008-05-03 18:16:48 | Weblog

 先月の下旬の話になってしまいますが、フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団による
第47回定期演奏会をミューザ川崎シンフォニーホールで聴いてきました。フィルハーモニ
ックアンサンブル管弦楽団を聴くのは勿論初めてでしたし、正直言ってその存在すら今まで
知りませんでした。

 このオケを聴くきっかけになったのは、演奏会の中で宮沢明子がモーツァルトのピアノ協
奏曲を弾くことが分かったからです。宮沢明子が弾かなければ聴きに行くことはなかったと
思います。

 宮沢明子は学生時代にとても憧れていたピアニストでした。とても個性が強く、言いたい
ことをはっきり言うタイプのピアニストでした。ですからどちらかといえば敵が多いピアニ
ストであると思います。

 しかしピアノから流れ出る音は他のピアニストのものとは確実に異なるものでした。当時
はリサイタルがあると演奏会場に出かけましたが、満席で聴くことができないこともありま
した。ですから聴くチャンスはレコードとFM放送でした。

 唯一生演奏を聴けたのは、東京文化会館の小ホールで行われたリクエストコンサートでし
た。客席からの要望で演奏リストに列挙されている曲を弾くスタイルのもので、当時は異端
的な演奏会だと思いました。

 その演奏会で流れてきた音は、当時の青春時代の中で迷っていた自分に勇気を与えてくれ
るようなものとして心に染み渡るものでした。その思いがいまも残っているので、コンサー
ト情報を見ていた時に宮沢明子の名前を見つけた時は、青春時代の思い出が一挙にあふれ出
したような感覚に陥りました。

 さて、当日の演奏会の感想ですがその日に宮沢明子が弾いたのはモーツァルトのピアノ協
奏曲第23番イ長調K.488です。モーツァルトの27曲のピアノ協奏曲のなかでも凄く
好きな曲です。その曲を青春時代に憧れていた宮沢明子が弾くのですからたまりません。

 当日の演奏ですが出だしからオケが走り過ぎる演奏で、指揮者はブレーキをかけるべきだ
と思いました。オケの大半が女性であったことも影響しているのかも知れませんが、全体に
言える事は、瞬発力が弱い印象を受けました。

 例を挙げれば、弦楽器の演奏ではボーイングが自信なさそうに小さく弾くのではなく、も
っと堂々と弾いて欲しかったと思いました。また、全体の音の受け渡しがスムーズでなかっ
たことから聴く側にはちぐはぐに聴こえて来ました。

 しかし宮沢明子のピアノが入りだすと宮沢がオケに対してブレーキをかけるようにコント
ロールしだしたので安心して聴けるようになりました。ピアノ演奏だけに限って言えば、第
2楽章の構成は素晴らしいものがありました。特に音の強弱やテンポであり、さらに最高だ
ったのは弱音の表現です。

 どんなに小さな音でも聴く人の心の奥底まで入り込み、感動を起こさせるものでした。オ
ケの方には申し訳ないですが、もっと実力のあるオケとの演奏を聴きたかったです。それだ
け素晴らしいピアノ演奏だったので非常に残念でした。

 モーツァルトを演奏後のアンコールは、バッハのシチリアーノでした。この曲の演奏も弱
音の部分が素晴らしくて思わず涙が出てきました。結果的にはアンコールのバッハだけを聴
いても価値があった宮沢明子の演奏でした。
 
 当日の演奏は、この他にワーグナーのワルキューレの騎行と、ブルックナーの交響曲第8
番ハ短調(ノバーク版)が演奏されました。宮沢明子のピアノだけで十分なのでこれらの内
容に関しては語りません。最後に指揮者はカルロス・シュピーラでした。


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