目が覚める直前に見ていた。
夢
それは、この歳で?私が妊娠し出産直前だった。
私の腹を妹が懸命にさすってくれもう少しで、最後の痛みが来るかなと思っていたらストンと治まった。
どうやら、これで次が来るのはまたしばらく後のことのようだ。
私のこの出産を見守ろうと来てくれた人たちは知り合い、お付き合い、サンパツ(姿はわからないが)友達 だった。
その中に高齢の集団で7,8人が来ていたのにふと目が留まる。
その人たちはいずれも黒い服を着ている。
ん? でも・・・・ 黒いネクタイも喪章もつけていないんだけど。
私の葬式なんだろうか?
けどまぁ お祝いの結婚式だって黒い服着る人多いし。 とか思ったけれど・・・
その人達は黙って帰って行った。
しかし、
ん? は消えない
「せっかく来ていただいたのにごめんなさい」と、平謝りして、バス停まで見送ることにした。
ここは少し辺鄙な場所に家を建てたんで、「わざわざ、すみませんでしたね。産まれたら連絡させてもらいますから」と頭を下げた。
そう、確かにこの夢の前に、見ていた夢があって、あとでお産の夢は続きだったのかなと思ったのだけど。
子供達とお隣に庭に木を植えている風景の夢があった。
男の子二人小学校中学年の子と女の子一人の三人。
私の孫のような感じで手伝っていたというか率先して私の指示を待ち植えていた。
どうやらこの辺は新興住宅のようだなと思いながらお隣の庭で植木してたのだ。
その時、次男坊と認識している男の子の名前を言おうと呼びかけたら一度間違えた。
「ごめん、ごめんよ~~ 間違えて悪かったね。あんたは 健一 だったのに」と言う私。
夢の中のその子の顔もしっかり覚えている。笑っていた。
私のリアルは孫二人だけである。
そして我が家へ戻り、 その間が薄らいで、出産が葬儀なのかわからないが途中で治まってしまった夢を見たのである。
何を私の脳は知っているのだろう?
何を気づかせようと夢にしてくれたのだろう?
バス停まで見送った空は夕暮れ。
バス停はまるでお土産屋さんや花やさんとかがある明るい小さな駅みたいだったけど。
見送った帰りは一人ではなかったようだけど、誰と一緒だったのか
判らないまま目が覚めた。
6時半、起きなくちゃ。
何も考えずに庭に飛び出し、水遣りをし、チビ犬を放して遊ばせてやり、
ピンクの薔薇が沢山咲いていたので、オレンジのコスモスとあわせて取りそれぞれに活けた。
朝食にパンとバナナと野菜ジュースを飲み、
今ゆっくりと 夢の意味を考えている。
今苦しんでいる仕事の動きの中と我が身の終わっていない鼻の病院行きも頭にあるし、
そんな一因あっての夢だったかなとも思うけれど、
それだったら、いつものように私を楽しませてくれる夢であっても良さそうなのにと
ふと、文句ひとりでたれた。