ジュエリーマキだけが悪いのだろうか?

2007-06-22 13:30:06 | 社会
全国に220店舗を構える『ジュエリーマキ』京都店が、

3年弱の間に、
現在78才になる認知症の女性に宝石等を5000万円ほど売りつけたということで、
この女性の家族から訴えられたそうだ。




ウ~~~ン、、、、




この『ジュエリーマキ』のどこに落ち度があったのか、
私には正直よく解からない。



この女性が認知症であるらしいという診断が出たのは今年の6月で、
つまり、それまでは家族でさえ気付かなかったのではないのだろうか?



それを『マキ』が事前に気づけと言うのは、、、ちと酷ではないか?



この女性はこの間100回ほど、《自分から》この店に出かけて宝石を購入しているのであり、
訪問販売のように『マキ』が押しかけて売りつけたものでもない。




女性は

『販売員が2,3人で取り囲んで、あれこれ売りつけようとしたもんだから、、、』

とテレビでは比較的明確に受け答えしており、
これを見る限り認知症とは私には感じられないし、
宝石店の販売員が宝石を買ってもらおうとあれこれとお勧めするのは、
商売である以上当然ではないだろうか?



この女性は実は収入が月10万円ほどの年金だけであったということだが、
夫の保険金が5000万ほどあったらしく、当初は現金で購入していたらしい。



誠に気の毒であるとは思うが、
『マキ』がこの女性の経済状態をつぶさに把握しているとは思えず、
また、一小売店の販売員が、
お客様の個人情報に立ち入ったことを根掘り葉掘り聞く必要は無いし、
失礼な事でもある。




実情は情報が少なくてよく解からないが、
新聞を読んだ上に於いては『マキ』はこの女性を『最高の上客』であると思い、
おそらく『女王様を迎えるように』接客したはずである。



実際に、世の中にはこの程度のお買い物をするお客様というのはまま居るのである。




現金が尽きてきたころからローンを組むようになったのであろうが、
ローンというのは住所や誕生日はもちろん年収なども書くようになっており、
認知症の方がこれをスラスラと書けるのだろうか?



さらにはローン会社は、販売店の不正を防止する意味合いもあって後日
『これこれを買いましたか?』
という確認の電話を必ずお客様に入れるようになっている。



だまされたと言うのであれば、この時に否定する事もできたはずである。




裁判の結果がどのようになるのかは判らないが、
もし『マキ』の全面敗訴という事になるのであれば、

【「サービス業」というものは一体何なのか?】

この女性が受けた3年弱に及ぶ【女王様のようなもてなし】はいったい何だったのか?


、、私は考え込まねばならない。




さらに言うならば、
『マキ』がこの女性に宝石を売らなかったとしても、
この女性は必ず他のお店から同じような買い物をしたであろう。




確かに『マキ』はやり過ぎたのかもしれない。



が、しかし、、この事件の責任が『マキ』のみに在るとは、私には思えない。




この女性にも落ち度(責任)は大いにある、、と、思えるのだが、、、どうだろう?






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