田母神元空幕長「日本は侵略国家では無い」
「北朝鮮と同じ」「村山談話に疑問」田母神前空幕長が記者会見で
2008.11.3 23:18産経ニュース
3日夜、東京都内 田母神俊雄前航空幕僚長が3日行った記者会見の要旨は次の通り。
【冒頭発言】
(論文は)国家国民のためという信念に従って書いたもので、自ら辞表の提出は
していない。解任は自衛隊とともに歩んできた私にとって断腸の思いだ。航空自衛
官、自衛隊全体の名誉が汚されることを何よりも心配する。
日本は古い歴史と優れた伝統を持つすばらしい国家だ。決して「侵略国家」では
ない。しかし、戦後教育による呪縛(じゆばく)が国民の自信を喪失させ、自衛隊
の士気を低下させ、国家安全保障体制を損ねている。自衛隊ほどシビリアンコント
ロール(文民統制)が徹底している「軍隊」は世界にない。私の解任で自衛官の発
言が困難になったり議論が収縮したりするのではなく、歴史認識と国家・国防のあ
り方について率直で活発な議論が巻き起こることを願う。
【質疑応答】
--この時期に論文を書いた理由は
「日本が21世紀に国家として発展していくためには自虐史観から解放されない
と、日本が自主的な判断で政策がやりにくいと思った。論文がこれほど大騒ぎにな
るとは思わなかった。もう日本もそろそろ自由に発言できる時期になったと思った
私の判断が誤っていたかもしれない」
--内容については
「誤っていると思わない」
--国会の参考人招致に応じるか
「積極的に応じたい」
--政府の歴史認識が誤っていると思うか
「検証してしかるべきだと思う」
--中国、韓国が不快感を示しているが
「それは見解の相違だ。相手がどう思うかはこちらがコントロールできない。そ
こは大人と大人で、理解し合って付き合えばいい」
--制服組トップの発言は重いが
「このくらいのことを言えないようでは、民主主義国家とはいえない。政府見解
に一言も反論できないなら、北朝鮮と同じだ」
--政府の見解に反対することは政治の決定に反対することにならないか
「村山談話なるものが、本当に検証されて、日本国民全員が納得できるものなの
かは疑問がある」
私はこの論文を読んだ。
それには、田母神氏が何故このような結論に至ったかが
必要最小限度に証拠、根拠を述べてあり、
充分に納得できるものだった。
ところが私の知る限りでは、
産経を除き、ほぼ全ての新聞テレビが田母神氏を批判し、
その理由が『政府見解と違う』というものか、
全く理由を述べずに『とんでもない』とか『支離滅裂』(西日本新聞)
という抽象的なもので、
田母神氏の論文内容に直接反論したものは全く無い。
『政府見解と違う』と言うならば、
日本の政府見解は常に正しかったか?
『政府見解が常に正しい』ということになれば
『戦前の日本の政府見解』もまた正しいということになる。
『政府見解』は間違っていることもあるのではないのか?
『とんでもない』とは、どこがとんでもないのか?
『支離滅裂』などは、
田母神氏が自説を翻した時にいう言葉で、
日本語にさえなっていないではないか。
私たちは『事実』を知らねばならない。
歴史認識を議論できないなどは
どう考えてもおかしい。
田母神氏は『参考招致があれば積極的に応じる』と言っている。
是非国会に出ていただいて、
野党の議員と論戦していただきたい。
ただし、桜井よしこ女史を補助参考人として呼んでもらう。
戦争に正義なし。は同感ですね。
「良い戦争」「悪い戦争」などは無いと思います。
しかし、事実を知って歴史認識を議論する事は大切な事でしょうね。
田母神氏も「自説はこうだが議論を促したい」と言っています。
また、事実が判ったとしても、
国の立場によって見解が違っていても、
それは当然の事だとも思います。
歴史の授業って、ただの暗記みたいなものじゃないですか。何か一つのテーマに関して議論する、そんな授業ができれば、日本人の歴史の見方も変わると思うんですけど。
それにしてもまぁ、日本では「言論の自由」はサヨクだけの権利みたいですね。これではサヨクのいう、戦前の日本がやってきたことと、何ら変わらないですよ。
最後に。侵略国家であろうなかろうと、戦争をせざるを得なかったとしても、戦争に正義なんてものはありません。侵略国家扱いされる筋合いはありませんが、戦争を正当化するのもいかがなものかと思います。