本日、第8回読書会を開催致しました。
今回読んだ本は『和宮様御留』。
作者は「紀の川」「出雲の阿国」など幅広い作品を書かれた有吉佐和子さんです。
今回の作品は幕末に行われた和宮と徳川家茂の婚姻による公武合体の裏側で
実は和宮が替え玉であったという説に基づいて、細やかな表現によって見事に表現された
宮中の女性社会を描ききった一作になります。
【印象に残った参加者の感想】
・文体が素晴らしい。作者の京ことばが立派。
・初めて読んだ。歴史の細部についての記述は結構興味深く受けとめた。岩倉具視について新しい知識を得ることが出来て良かった。
・良い知識を得ることが出来ました。読書するのに苦労はありましたが楽しかったです。
参加者同士で感想の共有、意見の交換ができ、実りのある読書会になったと思います。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回、第9回読書会は12月23日(金)に開催予定で、
島崎藤村の『夜明け前』について語り合う読書会になります。
資料は市立図書館で準備しており、カウンターで借りる事が出来ます。
次回も市立図書館、ミーティングルーム4でお待ちしております!!