1月17日(金) 午前10時から12時 おあしすミーティングルーム4
市立図書館で第5回目の読書会が開催されました。
参加者の皆さん6名、図書館スタッフ3名。 計9名で行われました。
今回 取りあげた本は、吉野せいの 『洟をたらした神』 です。
阿武隈山麓のきびしい自然の中で詩人の夫とともに開拓農民として貧困とたたかい、逞しく生きぬいてきた農婦の年代記。
土に生きる女の生命力をつづった文章は各方面に鮮烈な印象を与え、第6回 大宅壮一ノンフィクション賞、第15回 田村俊子賞を受賞しました。その他の著書には『暮鳥と混沌』 『道』 などがあります。
いつもの読書会は物語や小説の本を取りあげることが多いので、今回のようなノンフィクションの本をお読みになって、参加者の皆さまはどのように感じられたのか・・・。ご感想をお聞きするのが、とても楽しみでした。
その中から一部ご紹介します。
◆初めて参加しました。以前に読んだことがありますが、母となったいま改めて読んでみると優しくて強い母性を感じました。涙なくしては読めませんでした。
◆読書会に参加していなかったら巡り合わなかった本だと思います。人との巡り会いと同じように、本との巡り合いもおもしろい。
◆著者は70歳を過ぎてから執筆を始めたということで、はるか昔のことをこんなに鮮明に覚えていることが素晴らしいと思った。
◆いい本に出会えてよかった。子どもや孫にも薦めました。
◆初めて読みましたが、吉野せいさんの本をまた読んでみたいと思いました。
いつものように和やかな談笑が続きました。今回もとても楽しい読書会でした。参加者の皆さま、本当にありがとうございました
次回の読書会は
2月7日(金)午前10時~12時
中里恒子の 『時雨の記』 です。
図書館で申し込みを受付けております。
電話の方は、市立図書館 048-984-1888 まで。
初めての方もお気軽にご参加ください。
読書会で使用する本は図書館でご用意しております。
なお図書館では読書会に関連した展示も開催中です。
ぜひお立ち寄りください。皆さまのご参加お待ちしております