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日本最高の稜線を歩く (北岳から間ノ岳の堪能コース)その1

2014年07月29日 | 南アルプス遠征記

一月ほど前から今年の夏山の遠征を、どこにしようかと
いつもの山仲間と話をしていた。

それで、まだ体力があるうちに南アルプスの北岳に登りたいね、
鳳凰三山もいいね、槍もご無沙汰してるし、
白山もそろそろでは、劔もいいかもなどと候補はいくつか上がった。

で、少しばかり話し合った結果、
南アルプスの北岳から間ノ岳の「日本最高の稜線歩き」となった。

それで、基本的な計画を次のように立てた。

23日(水) 福岡  16:00  18:00 新門司港 (阪九フェリー)

24日(木) 神戸港 07:10  08:30 新神戸  
      新神戸 08:40 (名神 中央道経由)15:00 仙流荘(戸台口)

25日(金) 仙流荘 06:05  07:00 北沢峠 
      北沢峠 07:25  07:50 広河原 
      広河原 08:00 ~ 大樺沢二俣 ~ 15:30 北岳肩ノ小屋

26日(土) 北岳肩ノ小屋 06:00 ~ 北岳 ~ 北岳山荘 ~
      中白峰 ~ 間ノ岳 ~ 三峰岳 ~ 野呂川越 ~ 両俣小屋

27日(日) 両俣小屋 ~ 野呂川出合 09:15 北沢峠
      仙流荘 ~ 伊那インター ~ 新神戸 ~ 神戸港(19:00)

28日(月) 神戸港 (阪九フェリー) 08:30 新門司港 ~ 福岡


計画は立ったが、問題は北岳に登れるだけの準備ができるかだ!

今年は天候不順で、鍛錬登山があまりできなかった。
7月12日に、久住4山はどうにか行けたが準備不足はゆがめない。

参加者はいつものメンバー Sさん、Yさん、Kと私の4人。

少しばかりの不安を持ちながら、南アルプス遠征がスタートした。

23日の18:40に阪九フェリー出港。




フェリーの中で、4人分の行動食の袋詰め。
だいたいこんなのを持っていく。


フェリーの風呂にも入り、ゆっくりと食事。
今からの山登りには、カロリーが多すぎかも。


朝食は少し控えめで!


神戸港を前に、早朝の明石海峡大橋の下を通過。




24日(木)の7:10に無事神戸港に着いたのち、8:20新神戸駅にて、
仕事の関係で新幹線で追いかけてきたYさんを出迎える。
これでメンバーがそろった。


名神高速から中央道を走って、恵那サービスエリアで、
板そばを食べた。そこそこ美味しい!だんだんと信州に近づいてきた。


本日の宿、戸台口の「仙流荘」に行く前に、少しだけ近くの高遠城を散策。
桜の季節は最高だそうだ。






ここでヤブカンゾウが見れた。


そして、夕刻「仙流荘」に到着。風呂に入った後、早速宴会。
(飲んでばかりでええんか?)

こんなことで登れるのかな? 普通の旅の宴会の気分じゃないか‼


翌25日(金)の朝6時前。仙流荘の前で、バスを待つ間に
宿のお姉さん指導によるストレッチタイム。


向こうには薄っすらと南アルプスの山並みが。


7:50 バスがついたところが北沢峠。乗り換えの時間を利用してパチリ。




英彦山でも有名なクリンソウが、一面に咲いていた。こんなとこで見れるなんて!




8:00 そしていよいよ、北岳への登山口広河原(1510㍍)へ。


標高3193㍍の北岳の雄姿がはっきりと見える。高度差1700㍍。
果たして「あの峰の頂」に本当に立てるのか?


今回の北岳堪能コースがすべてここに表示されていた。


8:10 この吊橋を渡ればもう引きかえせない。


10:30 御池ルートを北岳肩ノ小屋(3015㍍)に向けて一歩一歩登っていく。




遠くに鳳凰三山の美しい稜線も見える。この時はまだ元気。


まだ、花たちをパチリとする余裕さえあった。






ゴゼンタチバナも迎えてくれる。


ここのギンリョウソウは何か違ってるような気が!


この花は? (タカネグンナイフウロ)


などと、最初は余裕で登っていたのだが、そんなに甘くはなかった。
ものすごい暑さの中、だんだんとメンバーから遅れがちになる。

11:10 しかし、どうにか、標高2230㍍の白根御池小屋には辿りついた。






さあ、いよいよ、残り高度差800㍍を登る1日目の後半が始まった。

(続く)

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