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UH-60J 救難ヘリコプター:航空自衛隊

2013-07-30 00:02:10 | 自衛隊/車両/その他

UH-60J 救難ヘリコプター:航空自衛隊


救難ヘリコプターUH-60Jは、米国の救難専用ヘリコプターHH-60Aの航空自衛隊向け改造機。航続距離が長く、広い救難可能区域を持った救難ヘリコプターです。航続距離が長いので救難可能区域も広く、ほぼ防空識別圏内をカバー、遭難者を生存可能時間内に救助できる区域が広がる、などの特徴を持っています。また1軸回転翼を採用したため操縦性も向上しました。


1988年(昭和63年)度予算から調達を開始し2011年(平成23年)度予算までに45機の予算を計上しています。
救難隊用のKV-107の後継として、アメリカ空軍のHH-60Aをベースに改良し、機首に赤外線暗視装置(FLIR)や航法気象レーダー、機体両側面に捜索用バブルウインドウ(半球状に膨らんだ形の窓)や大型の増槽を装備している。UH-60Jの開発当時には全天候型の救難専用ヘリコプターはまだ実用化されておらず(HH-60Gは開発中で、試作機のみ完成していた)、本機が初の実用化例となった。

FLIRはforward looking infra-redの略で、「赤外線前方監視(装置)」「前方監視赤外線(装置)」などと訳される。航空機(特に軍用機)に搭載され、前方の赤外線画像をビデオカメラで撮影するシステムである。特定のシステムの名称ではなく、この種のシステムに対する一般名詞である。FLIRにより、夜間や悪天候時の操縦が可能になる。FLIRで得られた赤外線画像は、コクピットやパイロットのHUDに表示されたり、武器システムに直接送られたりする。

実際の救難現場ではU-125Aと組んで運用される。長らく救難隊用に白と黄色の塗装であったが、2005年(平成17年)生産分からダークブルーの洋上迷彩塗装に切り替えられ、既存の機体も順次変更されている。また、48-4579号機以降の機体にはチャフ/フレア・ディスペンサーやミサイル警報装置が装備されているほか、アビオニクスも改良されている。これらの機体はUH-60J (SP)と呼ばれ、それ以前の機体と区別されている(「SP」はSelf Protectionの略)。さらに98-4588号機からは空中給油用の受油プローブが装備されている。また、自衛用の5.56mm機関銃MINIMIの装備も開始されている。
2011年度予算から航空自衛隊のUH-60J後継機の調達が予定されていたため、提案要求書に基づき川崎重工業、三菱重工業、ユーロコプタージャパンが提案書を提出した。2010年11月5日、防衛省は、三菱重工のUH-60Jの能力向上型「UH-60J(近代化)」を選定したと発表した。費用は約40機分の機体と20年間の維持経費などで約1,900億円としている。

分類 救難ヘリコプター
乗員 5人
全幅(ローター部を含む) 5.43m(16.36m)
全長(ローター部を含む) 15.65m(19.76m)
全高 5.13m
ローター直径 16.36m

搭載数 2基
名称 T700IHI-401C
連続最大出力 1,662shp/1基
型式 ターボシャフト・エンジン
全備重量 約10.0t

最大速度 143kt(約265km/h)
巡航速度 127kt(約235km/h)
実用上限限度 13,500ft(約4,000m)
航続距離 約1,295km


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