
EF200形電気機関車はJR貨物が1990年から製作した直流電気機関車です。写真のようにEF200-19なので量産機1992年 - 1993年に日立製作所で20両が製作された車両の1両だと思います。
試作機をもとに改良、インバータ装置を小型化して容積を抑え、取付屋根の高さを低くしています。さらに運転台屋根は室内計器の配置を変更して水平になっています。前面下部の灯火類設置部は青色とされ、空調用風道は床下に移された。中間台車の引張棒は車体の取付部を延長し、レール面に水平となる位置で装備してます。
山陽本線においては、2002年から開始された国庫補助による鉄道貨物輸送力増強事業が2006年に完了。これは輸送の隘路となっていた同区間の電力供給能力を強化する他、線内の各貨物駅の荷役方式を改善するものであったが、この事業により運転可能な列車重量が1,200tから1,300tに拡大されました。これを受け、2007年3月18日のダイヤ改正から同区間で1,300t列車の運転が開始され、本形式も当該運用には重点的に充当されています。
最後に性能確認試験の過程で山陽本線の瀬野 - 八本松の等価査定勾配 25.3 ‰ 区間で 1,100 t 列車の起動試験に成功している。
設計最高速度 120 km/h
最高速度 110 km/h
定格速度 81.2 km/h
最大寸法
(長・幅・高) 19,400 × 2,912 × 4,210 (mm)
車両質量 100.8 t
軸配置 Bo - Bo - Bo
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1,500V
(架空電車線方式)
主電動機 FMT2形三相交流誘導電動機×6基
定格出力 6,000 kW
歯車比 16:75 (4.69)
定格引張力 26,600 kgf
制御装置 VVVFインバータ制御
(GTOサイリスタ1C1M方式)
駆動装置 一段歯車減速リンク式
台車 FD3形(両端) FD4形(中間)
ブレーキ方式 自車:電気指令式空気ブレーキ、発電ブレーキ
編成:自動空気ブレーキ
保安装置 ATS-SF, ATS-PF
製造メーカー 日立製作所
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