観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

しらさぎ特別急行列車

2017-10-18 04:24:55 | 乗り物(鉄道:船:飛行機:バスなどなど)

しらさぎは、西日本旅客鉄道(JR西日本)および東海旅客鉄道(JR東海)が名古屋駅・米原駅 - 金沢駅間を東海道本線・北陸本線経由で運行する特別急行列車(エル特急)である。

1964年10月1日に東海道新幹線の開業に合わせて、名古屋駅 - 富山駅間の特急列車として運転を開始した。しかし481系電車の落成が間に合わず、運転開始は12月25日にずれ込むことになった。運転開始当初から一等車と食堂車を含む11両編成で運行される。

北陸新幹線と重複する金沢駅 - 富山駅・和倉温泉駅間は廃止され、金沢駅 - 富山駅間はシャトルタイプの新幹線「つるぎ」で代替された。金沢駅 - 和倉温泉駅間についてJR西日本は「七尾線に乗り入れる特急の存続に前向きな方針を示している」とされており、金沢駅発着の特急「能登かがり火」で代替している。


北陸新幹線の敦賀以西ルートでは「小浜・京都ルート」が優位になっていることから、北陸経済連合会は「名古屋への利便性を配慮すべきだ」として「しらさぎ」の存続を要望している。
列車名は山中温泉の開湯伝説に登場する白鷺が由来となっている。

2015年3月14日現在の運行概況は次の通り。
定期列車は名古屋駅 - 金沢駅間で8往復、米原駅 - 金沢駅間で8往復の計16往復、1時間ごとに1本、米原駅の下り列車をおおむね毎時56分発、金沢駅の上り列車をおおむね毎時48分発で運転している。このほか、臨時列車として米原駅 - 金沢駅間で3往復のダイヤが用意されており、多客期に運転されている。米原駅では東海道新幹線との接続が考慮されており、日中は「ひかり」(東京駅・新大阪駅発着列車)と9 - 10分で接続して、福井県の芦原温泉駅以南から首都圏へつなぐ列車である。また、名古屋駅・米原駅から富山県各地ならびに「サンダーバード」や「ダイナスター」とともに石川県の加賀温泉駅以北から首都圏への重要なアクセスを担っている。
2008年3月14日まで、通勤・通学輸送の関係で平日のみ泊発の「しらさぎ」が運転されていたが、翌15日のダイヤ改正で「おはようエクスプレス」に系統分割された。


列車番号は名古屋駅発着の列車が号数+M、米原駅発着の列車は号数+5000Mである。
停車駅[
金沢方面
名古屋駅 - 尾張一宮駅 - 岐阜駅 - 大垣駅 - 米原駅 - (長浜駅) - 敦賀駅 - 武生駅 - 鯖江駅 - 福井駅 - 芦原温泉駅 - (大聖寺駅) - 加賀温泉駅 - 小松駅 - (松任駅) - 金沢駅
( )は一部列車が停車。
長浜駅:下り3・7・13・51・55・57号、上り6・12・16・56・58・60号が停車。
大聖寺駅:上り64・66号が停車。
松任駅:下り15・51・57・59号、上り2・16・52・54号が停車。

基本的に6両編成での運行。多客期等は付属3両編成を増結し、9両編成で運転する。
間合い運用で本列車のほかに「ホームライナー大垣」「能登かがり火」「ダイナスター」でも使用される。
681系0番台・2000番台
2015年3月14日より、金沢総合車両所に所属するW編成(0番台)・N編成(2000番台、元北越急行所属車)が主に使用されている。


これらの編成は「はくたか」や「サンダーバード」から転用されたもので、転用にあたって683系2000番台と同様に側面には青とオレンジ色の帯が施されており、金沢総合車両所松任本所と吹田総合車両所でラインカラーの変更(N編成は車体全体の塗り替えも実施)が行われた。ただし先代や転用前とは異なりエンブレムステッカーは貼られていない。
683系8000番台
2015年6月頃より金沢総合車両所所属の元北越急行所属車であるN03・N13編成が「しらさぎ」色に塗り替えられ、上記の681系と共通運用で使用されている。
それ以前にも同年4月に代走として北越急行色のまま米原 - 金沢間の列車で使用された実績を持っている。

担当車掌区所
JR東海とJR西日本がそれぞれ自社線内を担当し、名古屋駅発着の列車は米原駅で交代する。なお、2004年3月ダイヤ改正までは運転士のみ交代し、車掌は両社ともに終着駅まで乗務していた。
JR西日本
米原列車区
敦賀地域鉄道部敦賀運転センター
福井地域鉄道部福井運転センター
金沢列車区
JR東海
大垣運輸区
名古屋運輸区

1987年(昭和62年)4月1日:日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化により、名古屋駅 - 米原駅間は東海旅客鉄道(JR東海)、それ以外の区間は西日本旅客鉄道(JR西日本)による運行となる。
1988年(昭和63年)3月13日:ダイヤ改正。
米原駅 - 金沢駅間で特急「きらめき」を1往復新設。
「しらさぎ」の全列車が名古屋駅 - 富山駅間運転に統一。
1989年(平成元年)3月11日:ダイヤ改正で以下の変更を実施。
「加越」の2往復を名古屋駅発着の運転とし「しらさぎ」に変更。「加越」6往復「しらさぎ」8往復運転。
1991年(平成3年)
3月16日:「加越」1往復を「きらめき」に変更し2往復運転。同時に自由席を設定。
9月1日:七尾線電化に伴い「しらさぎ」の1往復が和倉温泉駅発着に延長。
1992年(平成4年)3月14日:「きらめき」の停車駅を大幅に増加。
1997年(平成9年)3月22日:ダイヤ改正で以下の通り変更。
「きらめき」を「加越」に統合し7往復運転。


2000年代の動き
2001年(平成13年)7月12日:「しらさぎ」の名古屋・富山方先頭車に「スーパー雷鳥」から転用のパノラマグリーン車が投入。同時に塗装変更を実施。
2003年(平成15年)
3月15日:「しらさぎ」4往復に683系を投入。
7月19日:「しらさぎ」「加越」683系に統一し485系の運用が終了。
10月1日:ダイヤ改正により以下変更を実施。
「加越」が「しらさぎ」に統合されて廃止。「しらさぎ」は16往復になる。米原駅発着の「しらさぎ」は50 - 60号を付番。
「しらさぎ」は武生駅・鯖江駅に全列車停車。
「おはようエクスプレス」・「おやすみエクスプレス」を運転開始。このため上り「しらさぎ」1本が平日のみ泊発になる。
2004年(平成16年):水害により不通となった高山本線経由「ひだ」の代替として以下の措置を実施。
和倉温泉駅発着の定期列車から金沢回転車を臨時列車扱いで1往復富山駅発着に変更。
2006年(平成18年)
3月18日:「しらさぎ」レールゴーサービスを廃止。
9月23日:「くずりゅう」米原駅 - 金沢駅間で国鉄色に復元した475系6両編成での復活運転を実施。
2007年(平成19年)3月18日:2号車指定席を禁煙車化。
2008年(平成20年)3月15日:平日のみ運行されていた泊発の列車を「おはようエクスプレス」に変更。これにより、「しらさぎ」の全列車が富山駅発着に戻る。
2009年(平成21年)6月1日:全車禁煙化。
2010年代の動き
2013年(平成25年)3月16日:JR東海区間(名古屋駅 - 米原駅間)の車内販売を廃止。
2014年(平成26年)9月15日:JR西日本区間(米原駅 - 金沢駅・富山駅・和倉温泉駅間)の車内販売を廃止。
2015年(平成27年)
3月14日:北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間開業に伴い、「しらさぎ」の金沢駅以東を廃止(金沢駅 - 富山駅・和倉温泉駅間を廃止)。また、車両は683系2000番台から681系、列車編成では基本6両編成、多客期等は9両編成(JR西日本区間のみ、JR東海区間は6両編成)に変更される。
4月28日:先の北陸新幹線の金沢開業により、「しらさぎ」運用から離脱された683系2000番台を289系として直流化され、京阪神から南紀方面の「くろしお」と北近畿方面の「こうのとり」「きのさき」「はしだて」に転用されることが正式に発表された。
6月頃:683系8000番台の塗装変更が終了し正式に「しらさぎ」として運用開始、入れ替わる形で681系1000番台が「サンダーバード」に復帰する形で本形式での定期運用から撤退。
7月18日:台風11号による大雨の影響で、「しらさぎ」の名古屋駅・米原駅 - 敦賀駅間が終日運休になり、敦賀駅 - 金沢駅間が「ダイナスター」として臨時運転された。

種類 特別急行列車(エル特急)
現況 運行中
地域 愛知県・岐阜県・滋賀県・福井県・石川県
前身 特急「加越」「きらめき」
運行開始 1964年10月1日
運行終了 2015年3月13日(金沢駅以東)
後継 新幹線「つるぎ」、特急「能登かがり火」(金沢駅以東)
運営者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
東海旅客鉄道(JR東海)
旧運営者 日本国有鉄道(国鉄)


路線
起点 名古屋駅・米原駅
終点 金沢駅
使用路線 東海道本線・北陸本線
技術
車両 681系電車・683系8000番台電車
(JR西日本金沢総合車両所)
軌間 1,067 mm
電化 直流1,500 V
交流20,000 V・60 Hz
最高速度 130 km/h

 


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