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DE15 1519 液体式除雪用ディーゼル機関車(ラッセル式)

2012-12-22 00:21:07 | 乗り物(列車・車両)

ラッセル車(ラッセルしゃ)とは、除雪用の車両のことです。「ラッセル」はラッセル車の開発元、ラッセル社に由来します。
車両の前方に排雪板(ブレード)を装着し、進行方向の片側もしくは両側に雪を掻き分ける。雪が少ない地域や豪雪地域の初期除雪に活躍する。豪雪時など、雪を押しつけたり排雪するスペースが無くなる場合には運用できなくなるため、その場合にはロータリー車で投雪するか、ブルドーザーなどの重機で掻き壊してトラックなどで排雪することとなります。道路ではモーターグレーダーなどが用いられるが、鉄道では雪掻車のキ100形、ディーゼル機関車の先頭部にラッセル装置を取り付けたDD15形ディーゼル機関車、ディーゼル機関車の前後にラッセルヘッド車を連結したDE15形ディーゼル機関車などがあります。

DD15形ディーゼル機関車(DD15がたディーゼルきかんしゃ)は、1961年(昭和36年)から日本国有鉄道(国鉄)が製造した液体式除雪用ディーゼル機関車(ラッセル式)です。

入換用ディーゼル機関車であるDD13形の111号機以降をベースに開発された除雪用ディーゼル機関車で、1961年から1972年(昭和47年)にかけて50両 (1 - 46, 301 - 304) が製造されました。
大型のプラウ形ラッセル装置を機関車本体の前後に装備する構造で、1両での除雪作業を可能としました。従来の雪かき車キ100形・キ550形を機関車で推進していた作業法に比して、専用の車両や折り返し地点での方向転換作業を不要としました。ラッセル装置を外せばDD13形と同等の入換機として使用可能であり、通年使用が可能な除雪車として車両運用効率の向上に寄与しました。
ラッセル装置装着時の軸重が 15.5 t に達し、一部の線区で使用できないこと、ラッセル装置の脱着にクレーンを要し冬季は一般運用との兼用が困難であることから、ラッセル装置を台車つきの前頭車としたDE15形ディーゼル機関車が開発されるとともに製作を終了しました。1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化にあたっては、19両が東日本旅客鉄道(JR東日本)に、13両が西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継され、除雪専用として引き続き使用されています。

2500番台
1977年から1981年の間に、単線形両頭式として製造されたグループです。SG非搭載のため該当分の死重を搭載している。27両が製造されました。

全長: 14,150mm(機関車単独)、30,860mm(複線形両頭車)、27,760mm(単線形両頭車)
全幅: 2,950mm
全高: 3,965mm(機関車単独)、4,077mm(ラッセルヘッド車連結時)
軸配置: AAA-B
液体変速機: DW6
1時間定格出力: 1,250ps/1,500rpm(基本番台)、1,350ps/1,550rpm(基本番台以外)
最高速度: 85km/h



 


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