東岸和田駅 /阪和線

東岸和田駅は、大阪府岸和田市土生（はぶ）町にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）阪和線の駅である。岸和田市の中心部からは大きく外れた寂しい立地でしたが、国鉄末期に快速停車となった後の利用増はめざましく、朝夕は多くの通勤通学客でごった返します。東岸和田駅にはすべての快速が停車する。日中は東岸和田駅で区間快速と関空快速・紀州路快速の緩急接続が行われる。この時間帯は、東岸和田駅発車後の区間快速は両方向とも終着駅まで先着する。
1986年10月31日までは天王寺駅基準で日中1時間あたり6本の普通のうち、2本が東岸和田駅で折り返していた。残り4本は手前の鳳駅発着（そのうちの2本は同駅で区間快速と接続していた）であり、1986年10月31日まで東岸和田駅は快速通過駅だった（当駅折り返しの普通が鳳駅で快速と緩急接続していた）。そのため東岸和田駅から和歌山方面へは区間快速のみの1時間あたり2本のダイヤで不便だった。今でも天王寺方の片渡り線が敷設されており、2011年3月12日のダイヤ改正前までは、平日ダイヤの21時台に当駅折り返しの快速が、22時台（土曜・休日は23時台）には東岸和田駅止まりの普通があった。2004年10月15日までは夕方にも折り返しの設定がありました。
下りの普通は、隣の東貝塚駅で快速列車の通過待ちを行うものがあるが、駅自動放送や駅掲示時刻表では熊取駅への先着列車の案内が行われていません。

島式ホーム2面4線を持ち、待避設備を有する地上駅で阪和電鉄時代の洋館風木造駅舎です。1番線（下り待避線）の和歌山寄りに安全側線が設置されています。駅舎は東側にあり、ホームとは和歌山側の跨線橋で結ばれています。快速列車と普通列車の緩急接続が行われるほか、一部の快速列車は東岸和田駅で特急列車の通過待ちを行ないます。
下りホームの幅がかなり狭く、これは1986年10月31日まで快速通過駅だった名残でもある。阪和線の快速停車駅の中で唯一発車標が設置されていないなど、設備面においても高架化された南海本線の岸和田駅と比べると大きく劣っています。

便所は改札内にあり、男女別の水洗式。2006年現在のところ、身体障害者向けの便所は設置されていないが、岸和田市では、人に優しい街づくりの一環として、将来的には、バリアフリーの面で駅設備を充実させたいという。
2016年ごろまでに高架化される予定で、現在仮線移行の工事と同時に防災街区整備事業の建設工事が始まっています。2011年12月11日に上り線が仮線へ移行された。これに伴い、12月10日深夜 - 11日早朝にかけて天王寺方面の日根野→和泉府中間が代行輸送となり、最終電車・初発電車の時刻が大幅にずれた。きっぷ売り場では、券売機は3台。継続定期券発売機も設置されています。みどりの窓口があり改札口には4台の改札機が詰め込まれています。
和泉府中駅が管理している直営駅で、ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができます。

東岸和田駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1・2 ■阪和線 下り 熊取・関西空港・和歌山方面
3・4 ■阪和線 上り 鳳・天王寺・大阪方面
2・3番のりばが本線、1・4番のりばが待避線である。

1930年（昭和5年）6月16日 - 阪和電気鉄道の和泉府中駅 - 阪和東和歌山駅（現在の和歌山駅）間延伸により土生郷駅として開業。
1932年（昭和7年）4月1日 - 阪和岸和田駅に改称。
1940年（昭和15年）12月1日 - 阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海山手線の駅となる。同時に東岸和田駅に改称。
1944年（昭和19年）5月1日 - 山手線が国有化され、国有鉄道阪和線の駅となる。
1966年（昭和41年）3月 - 跨線橋新設。
1986年（昭和61年）11月1日 - 快速停車駅となる。同時に当駅折り返しの普通を日根野・和歌山方面に延長。
1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる。
2003年（平成15年）11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始

電報略号 ヒキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度- 10,551人/日（降車客含まず）
-2010年-
開業年月日 1930年（昭和5年）6月16日
備考 直営駅
みどりの窓口 有
改称経歴
- 1932年 土生郷駅→阪和岸和田駅
- 1940年 阪和岸和田駅→東岸和田駅