観光列車から! 日々利用の乗り物まで

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タンク・コンテナ(国鉄T15型タンクコンテナ)

2019-02-15 05:21:37 | 乗り物(列車・車両)

タンク・コンテナ (tank container) は、油類、化成品、各種ガス、濃縮果汁、原酒、食品原料などの液体や気体を輸送するためのタンクを備えたコンテナである。洗浄技術の向上によりさまざまな用途に転用でき効率的な運用を図ることができることからISO規格長さ20ftのものの普及が急速に進んでいるが、特殊化成品や各種ガスの小ロット輸送用の長さ10ft型および、ヘリウムガスなどの各種軽量ガス輸送用の40ft型も存在し、日本国内でも化学工業地帯を主体として運用されている。特に近年の医療機器で重要視されている画像診断装置の一種であるMRI装置の冷却に欠かせないヘリウムガスは、全量を輸入に頼っている為に、この専用コンテナでの輸入事例が年々活発に行われている。

積荷の性質や用途により、(危険物用)と、(非危険物《普通品》用)の二種類に大きく区別され、更に(完全液体類)と、液体(液化)類と気体類の両用となる、いわゆる(ガス類)用のタンクコンテナに構造的にも分類される。このために様々なコンテナ外観・タンクの高さ・口径種類の他、積荷により加温・保温機能や、逆に冷凍コンテナと同様に専用の給電コンセントから送電を受けたりあるいは、画像のように外付けの発電機と接続する給電式の冷却用外機設備を片妻側に備えて、積荷の品質管理を行うなどの各種装置を備えている。変り種としてはタンクコンテナ全体的には非常に稀な事例となるものの、そのコンテナの外観はドライコンテナと同様に完全な箱型であり、その構造を利用して積載容量を最大限に引き出せる方式として、構造的に圧力に弱い為に積荷に圧力を加えない、主にアスファルトや特殊なオイル系の積荷用に運用されている。
なお、外観は20ft型および、40ft型のタンク・コンテナなるも、積荷は粉末状、または、粒状の穀物・化成品・鉱物・食品などを専用に運ぶコンテナも存在するが、液体状ではない乾燥した粉末や粒状積荷の場合は、コンテナ構造区分コードでバルク・コンテナ(ホッパ・コンテナともいう)となる。

国鉄タンクコンテナは1965年から製造され増備されてきたが、タンクコンテナは積載品の関係で輸送区間,荷主が限定されていたため、1970年の私有コンテナ制度発足とともに私有コンテナへ移行し、増備が中止された。

T15形式
1968年に製造されたラッテクス輸送用でタンク体はステンレス鋼(SUS27)を使用し、エポキシ樹脂の内面処理を施し、断熱材に60mmのガラス綿を使用した。
番号 積載物 輸送区間 荷主
1- 6 ラテックス 汐留 - 梅田、湊川
汐留 - 広島、岐阜
汐留 - 笠寺、岡山 丸紅飯田


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