観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

警務隊用1/2tトラック 73式小型トラック

2017-06-07 00:03:23 | 自衛隊/車両/その他

73式小型トラックは、1973年(昭和48年)に採用された自衛隊の汎用小型軍用車両(トラック)である。三菱自動車工業(パジェロ製造)が製造するが現在は2種類の車両がある。 なお、「73式」となっているが実際は「制式化」されておらず、正式名称については「1/2tトラック」に変更された。

警務隊仕様は車体を白く塗り、赤色灯、サイレンなどが装備されている。現在調達しているのはフォグランプをバンパーに埋め込んでいるタイプ。市販パジェロJ-TOPと同じタイヤを使用しているが、J-TOP用の市販は打ち切られ、自衛隊専用タイヤとなりつつある。

警務隊とは自衛隊の中で治安を維持したり、犯罪捜査を行う事が認められた特別な警察権を持つ部隊です。いわゆる諸外国軍の「憲兵隊」に該当し、陸海空それぞれに組織され、防衛大臣直轄部隊であることも特徴です。この部隊に所属する者を警務官と呼びます。警務官の呼称については陸海空士長以下の者は、警務官補と呼称し、身分は司法巡査となります。三等陸曹、三等海曹又は三等空曹以上の者は身分が司法警察員となります。陸自では単に「警務隊」、海自では「海上自衛隊警務隊」、空自では「航空警務隊」と正式名称がそれぞれの部隊で異なります。警務官たちは普段の訓練では野外戦闘訓練や逮捕術の訓練などを行っています。国賓に対して「儀仗」を行うのも第302保安警務中隊の特別儀仗隊です。主に、部隊の中で起きる暴力事件や窃盗などの犯罪を捜査、立件するのが任務ですが、隊員による官品横流し事案の捜査も行っています。自衛隊員が国から貸与されているカンピン装備品をネットオークションで販売するのは横領という犯罪にあたるため、そこで登場するのが警務隊です。司法警察権を行使し、オークション事業者から個人情報を入手し捜査を行います。


旧式化が目立ち、排ガス規制などにも適応できなくなりつつあったジープタイプに代わり、1996年(平成8年)からはパジェロベースで、ショートホイールベースモデルのフレーム後端を若干伸ばし、積載対応のためリーフリジッド化された車両が採用され、「(新)73式小型トラック」となった。新型装備ではなく、旧型車両の更新であるため、複数メーカーによる競争入札は行われておらず、「73式」の呼称が引き継がれ、制式名称は「73式小型トラック」(平成13年度納入車から「1/2tトラック」に変更)となった。パジェロをベースにした事から、旧型と同じくシガーライターと灰皿を搭載したほか、民間向け車両の部品を流用した事からエアコンのような快適装備も引き継がれ、冷房可能なエアコン搭載車となるが、電装系は民間向けパジェロの12V仕様に対し、防衛省向けは24Vであるため、操作パネルは同じながらも中身は別物である。 国土交通省届出の車両型式はV13B(2代目パジェロがV2-4系、3代目パジェロがV5-6系)となっているが、生産された順は2代目パジェロの後となっている。テールレンズは初代パジェロの物を流用。
方向指示器及びライト切り替えスイッチは旧型に類似したものを使用しており、ライトの点灯はライトスイッチの操作が必須となる。
乗降性の改善のために取り付けたサイドステップのため全幅が小型車枠ではなくなっており、「小型」呼称ながら高速道路通行料金は普通貨物車(1ナンバー車)と同じ料金だったが、後に普通乗用車料金になるよう改装された。
変速機はロックアップ機構を省いたトルコン式ATで、市販型パジェロの2代目車両となるJ-TOP(幌車)の専用タイヤであった18インチの大径タイヤ(横浜ゴム製215/85・18、専用鉄ホイール)を装着し、デフロック可能なセンターデフ式フルタイム4駆機構のスーパーセレクト4WDを備える。不整地走破性は旧式純正JEEPと同等程度の性能を持つとされるが、前輪がリジッドから独立懸架となったことで操縦安定性は向上した。タイヤ径の拡大により、地上高、特にアクスルデフ下の最低地上高が増大している。

災害情報収集のためAM・FMラジオも標準装備されている。
440kgの最大積載量があり、固有の搭載火器はないが、5.56mm機関銃MINIMI、12.7mm重機関銃M2などの各種機関銃、対戦車ミサイルなどを搭載することが可能。誘導弾や通信機器の搭載専用車両は2人ないし3人で運用される。 基本型は6人の乗車が可能だが、従来のジープ型が後部扉から乗降する後部4人に対し、パジェロベースは後部2人乗車であり、残りの2人は前席後部の中間の席に運転席と助手席のシートを倒して乗降する。指揮官車など通信機材が積載された車両に関しては中間の座席を1つ取り外して通信機を設置するため、5人乗車となる。 初期型は従来よりも予熱に時間がかかるため、冬季のエンジン始動に時間がかかる[6]。 現在は新型エンジンを搭載して、バンバー上にあったフォグランプをバンパーに埋め込んだタイプ(数もひとつから二つに増えている)が納入されている。 2014年頃からボンネットにインタークーラー用のエアインテークが無いモデルの納入が始まっている。 イラク派遣で使用された際には、三菱自動車が防弾能力を持つ"付加材1/2tトラック用"という物品を納入しており、防弾処理が施された。

全長 4.14m
全幅 1.765m
全高 1.97m
旋回性能5.8m
重量 約 1.94t
最高速度 135km/h
乗員数 6名
積載量:440kg
出力:85kW ターボ車91.9kW
製作 三菱自動車工業


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新庚申塚停留場 都電荒川線 | トップ | 毘沙門台駅 広島高速交通 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿