はじめまして。組み込みシステム開発のアーキテクトの仕事をしています。
Windows Embedded CEなどMicrosoftの組み込み用Windowsの話題を中心に、いろいろと投稿していきます。不定期になると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
第一印象は大事なので、最初の話題を何にしようかと迷いました。 結果、最初は力を入れてがつんと重たい内容にしました。 ということで、Windows Embedded Compact 7をVirtual PCだけで起動する、いわゆるスタンドアローンでの起動方法について掲載していきます。 # この話題がどういう第一印象になるのかは...
アプリ開発者にエミュレータ代わりにターゲット環境を配布する際、Platform BuilderからOSイメージをダウンロードする形では困るので、スタンドアローンで起動するVirtual CEPCがあるとひじょうに便利です。
開発環境はWindows 7を前提としていますので、注意してください。
それでは、早速、本題に入ります。
まず、今回はPlatform Builder上でのプロジェクト作成するところまでやってみます。
1. プロジェクトの作成
(1)Platform Builderで新しいプロジェクトを作成します。
(2)BSPは「Virtual PC : x86」を選択します。
(3)Templateは、ここでは[Enterprise Device]-[Handheld]を選択することにします。
(4)[Application and Media] はデフォルトのまま[Next]をクリックします。
(5)[Networking and Communications]では、[Local Area Network (LAN)]-[Wired Local Area Network]をチェックします。[Wireless Local Area Network]のチェックは外します。
(6)[Finish]をクリックして完了します。これでプロジェクトが作成されます。
初回はここまでです。 次回はプロジェクトの設定を行い、ビルドするところまで行きたいと思いますので、楽しみにしていてください。