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先祖を探して

Vol.20 ご先祖様のお導きでしょうか

先祖調査を始めたのは2015年です。

それまで義母や夫から沖永良部のご先祖の話を聞いてはいたのですが、ネットで調べても情報は少なく、琉球国との関係や繋がり、歴史的な背景、親族との関係など殆ど理解出来ていないままに島にお墓参りに行くことが急に決まり、義両親、義姉家族、私の家族と共に9人で沖縄&沖永良部に行きました。

沖縄では一応ご先祖様ってことで、今帰仁城跡にも行きました。そして沖縄から沖永良部にフェリーで移動。波止場に着いて感じたことは、沖縄とは随分と様子が違うな、南国ってイメージがあまり感じられないなってことでした。11月という時期だったのもありますが、何となく島のムードは不思議な懐かしい感じがするというか。そう、子供だった昭和の時代を思わせる雰囲気があり、それでいて、どこか不思議な不思議な感じがしたのを覚えています。後になって、ここは神が宿る島だからか~て一人で納得しました。

島ではホテルに2泊滞在しましたが、島内観光とお墓参りがメイン。世之主の墓、チュラドゥール、世之主神社とメインの目的地に足を運びました。琉球式の壮大な世之主の墓とチュラドゥールにはとても感激しました。ここにご先祖様が眠ってらっしゃるんだなと、ご先祖様が少し近くに感じた瞬間でした。

歴史的な遺跡を実際に見て当家の歴史を肌で感じ、もっと色々なことを知りたいと思いました。そして、ご先祖探しを本格的に始めるきっかけとなったのが、お爺様の長女である叔母が島で暮らしていて、その家に行ってお爺様が書いた書のコピーを見せてもらったことでした。それまでは、そんな物があるとも知らなかったので、随分興奮したのを覚えています。

そこには親族関係の系図や、様々な逸話や説明が書かれていました。しかし昔の方は崩し字ですごく達筆です。はっきりいって何て書いてあるのか、全然読めませんでした。でも読みたい、知りたいという気持ちが強く、たくさんあった書類をコピーして、家に戻ってきてからまずその書類の解読から始まりました。

しばらくは、何度も何度も書類を見て自分なりに解読してみましたが、文字そのものが分からない&島言葉や昔の言葉で書かれているので意味不明。それでも何度も何度も見ていると、不思議と文字が読めるよになってきました。そんなときに、私の住む町の歴史資料館が古文書の解読を無料でやってくれることを広報を見て知りました。

さっそく持参すると、市内の古文書ではないのに快く引き受けてくださって、すぐに解読が出来上がりました。さすがプロですね。内容は大筋は私自身が解読していたものとあっていましたが、より鮮明に書かれている内容が分かりました。解読ができたこの時は本当に感激しました。

そうこうしているうちに、他の資料が島の親族に預けられていたり、北九州にいる叔父たちが持っていたりが分かりして、全部が私の手元に集まってきました。

しかし、時々目を通したりはしていたのですが、仕事や家庭の事情で日々忙しくてご先祖探しは中断。それが、昨年のお正月明けに何気にネットのブログを見ていたら、当家の親族と思われる方2名に出会ってコンタクトをとると、本当に親族だったのです。メールでいろんなお話をして、今に至っています。そのうちのお一人が、「2月22日:宗家に連なる人々1:宗 秋月」で書かせてもらった和子叔母さんです。

その後は、島の歴史研究家の先生に連絡をとって様々なことを教えてもらったり確認したり、叔父や叔母などに電話で話を聞いたり、資料を読んだりと今に至っています。ご先祖様が、「さぼってないで、早く活動をしろ!」ってはっぱをかけた出会いだったのでしょうね。

そして、先月から今月にかけて、研究家の先生や島にいらっしゃる親族の方に新たに出会うことができました。親族に関しては、これまでは住んでいるところも違うし、全くお付き合いもなかった方々です。こうして先祖調査をしているなかで、偶然にも出会うことができたのでした。また、島在住の高校生が動画撮影などサポートしてくれています。

ご先祖探しの活動の中で、偶然に出会った、しかもご先祖様に近づけるための意味のある出会いです。これはきっと、ご先祖様が導いてくれているとしか思えない出会いですね。

ブログを書き始めるときに考えていたことがあります。先祖調査を中断していたら、再開した時にどこまでどんなことをやったのかすっかり忘れていて、それを思い出すのが大変だったので、しっかり記録をしておいた方が良い。そして誰かに経過などを説明するときに、いちいち書類を送ったりしなくてもこのブログを見てもらえれば内容が分かると。実際に親族の方にも見てもらっていますし、自分の記録簿にもなっています。

まだまだこれからご先祖探しは続くのですが、この短期間の間に感じたことを1つ。それはご先祖探しは単なる家系図を作るだけの活動ではなく、もっと素晴らしい醍醐味があるってことです。先ほどまで他人だった親族の方と繋がれること、歴史を勉強できること、そして何よりご先祖様自身のこと(その方の歴史や人となり)を色々と知ることができる、こんなに素晴らしい活動は無いな~って思っています。私たちはご先祖様があって今を生きているのですからね。数十年たってたとえ最終目的の家系図が希望のところまで遡って作れなかったとしても、きっとこの活動は自分にとっては満足のいく内容になるだろうと思っています。お爺様もそうだったのかもしれません。

最近ちょっと新たな発見や見解が出てきて、確認に追われてて、活動内容がまだまとめられていないので、今日はふと感想を書きたくなって書いてみました。

今後もパワーアップしてまだまだ活動は続きます!


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