おざわようこの後遺症と伴走する日々のつぶやき-多剤併用大量処方された向精神薬の山から再生しつつあるひとの視座から-

大学時代の難治性うつ病診断から這い上がり、減薬に取り組み、元気になろうとしつつあるひと(硝子の??30代)のつぶやきです

広がる心の病と診断インフレ1

2023-09-13 06:54:43 | 日記
まず、はじめに、
私たちの心に対する考え方は、

1980年頃を境に少しずつ変化しており、
それが積み重なり今や、大きな変化を社会の上でもその認識の上でも、さらにそれらのなかで生きる私たちの心の在り方も、かなり変容した。

よく耳にすることではあるが、
1980年代を境に、
「モノの豊かさよりも心の豊かさを求めよう」
という声が次第に大きくなっている。

例えば、
内閣府が毎年行ってきた
「国民生活に関する世論調査」
では、
1978年以降、
物質的な豊かさを求めたいという回答率よりも、
心の豊かさを重視したいというものの方が上回り、
それ以降、現在に至るまで後者の回答率は、若干の例外を除いて増加の一途を辿っている。

それでは、我々の心は、豊かになっているのだろうか。

次回以降において、数回にわたり詳しく見てゆく予定だが、
現代社会においては、
精神医学や心理的な知識が普及し、
心の病や心のコントロールの手段・手法などについての情報に多く触れるようになった一方で、
1998年以降、自殺者の数は3万人を越え、抗うつ薬や抗不安薬の売り上げは右肩上がりである、と言う事実が厳然として在る。

これらのこれまでの現状たちと最近の発達障がいに見られる診断インフレについて、
心の病の現状やそれを取りまくものたちのあり方の問題点を
少しでも浮かび上がらせることが出来たらと考える。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
またなんとか復活しました。
これからもよろしくお願いいたします。
では、また、次回。