3分で読む簡単あらすじです。
・主人公の「長兵衛」は職人だけどなまけものでギャンブル好きで借金だらけ
・奥さんと娘は困っている。
・ある日娘がいなくなった。と思ったら遊郭に相談に行っていた。
・お父さんのせいでウチはお金がない。身売りしてお金作るからそのお金で借金返してまじめに働いて。と娘が言う。
・遊郭のおかみさんにも説教される。
・おかみさんがいい人で、3ヶ月以内に返してくれれば娘は遊女にし . . . 本文を読む
見る前に3分で読む用のあらすじです。
・宗五郎は江戸の町の魚屋さん。
・酒飲みで貧乏だったが、美人の妹がいる。お蔦(おつた)ちゃん。
・とあるお殿様が妹に惚れてお屋敷に呼ぶ。
・お殿様が宗五郎にもお金をくれたのでそれをもとでに頑張って商売をして、宗五郎も金持ちになる。
・お蔦ちゃんもお殿様とラブラブで暮らす。
・しかしある日お蔦ちゃんが殺されてしまった。ショック、浮気したのだという。
・悲しいけ . . . 本文を読む
見る前に3分で読む用のあらすじです。
・「矢の根」というのは矢のうしろのほうじゃなく、先端のとがったところのことだよ。
・主人公のごっついお兄ちゃんは歌舞伎界では定番の有名キャラで、父親の敵を討とうとしている。
・いまは潜伏中で貧乏だけど、砥石で矢の根を研いでいつでも敵を射殺せるように準備している。
・お正月なのでおせち料理との語呂合わせで、がんばって敵を討つぞみたいな台詞を言う。
このへんは動 . . . 本文を読む
・忠臣蔵の話です
・討入りの直前、12月の半ばくらいの話。
・主人公は浪士のひとり。今は討入りするのは秘密で、ただの浪人のフリをして大掃除に使う笹を売って歩いている。
・有名な俳人が通りかかる。じつは主人公も俳句をするのでふたりは仲良し。
・討入りしないのかと聞かれて、主人公はもうやめたーと答える。
・俳人はがっかりしながら俳句を読みかける。主人公が付け句をする。「明日待たるる その宝船」
・場面 . . . 本文を読む
3分あらすじ「一条大蔵譚」
3分で読む用のあらすじです。
・平家が強かった時代の話。源氏はいっぺん負けたので今は潜伏している。
・義経のお母さんは平家に捕まった。いまは平家側の貴族の妻にされている。
・この貴族が主人公。「一条大蔵(いちじょうおおくら)」さん。ちょっと(かなり)頭が足りないので有名。
・義経の母さんの昔の家来がお母さんを助け出そうとしている。
・家来の奥さんは踊りが上手いので、う . . . 本文を読む
もとは落語ですからわかりやすいストーリーです。初演も明治のなかば、五代目菊五郎の晩年のころだからそのはず(調べろよ)、
なので、肩の凝らない小品に仕上がっています。
わかりにくい点というか、タイトルから誤解されてしまうのですが、
主人公は「文七」という名前の人ではありません。
「なかなか主人公出て来ないなあ」と、うっかり前半部分を流して見てしまうと悲しいことになります。
主人公は「長兵衛」さん . . . 本文を読む
忠臣蔵が題材です。
明治に入ってからの「新作」です。
いわゆる=仮名手本忠臣蔵=等の「忠臣蔵」関連作品のなかで、
江戸期に作られた作品群は「実在の事件を題材にしてはいけない」という幕府の禁止があったので、関係者の本名を使っていません。
設定も表向き南北朝時代になったりしています。
これは新作なので登場人物もみんな本名です。
討ち入り直前の江戸の街が舞台です。
赤穂浪士は深く静かに潜伏しているので . . . 本文を読む
前半は=こちら=です。
・四幕目
瀬田の里 藤棚の場
ここで急にぜんぜん違う話になります。ついて行きにくいと思いますががんばって説明します。
通し上演でもここカットになる可能性があると思います。
「瀬田」は滋賀県の地名です。急に鎌倉を離れます。琵琶湖のそばです。
楠(くすのき)の巨木があり、その前に藤棚があります。藤は楠にまで巻き付いていて見事な眺めです。
この藤棚が見事なので見物客がやっ . . . 本文を読む
「小春穏沖津白浪(こはるなぎ おきつ しらなみ)」
「小狐禮三(こぎつね れいざ)」という副題がついています。
これは江戸時代の初演時の脚本をもとに書いた説明です。
戦後「復活上演」された作品は、とくに後半部分はかなり書き換えられているようです。
こちらの記事については基本設定や作品の雰囲気を知る上での参考としてご覧いただくといいかと思います。
いまだ決定版というものはないと判断しますので、と . . . 本文を読む
見る前に3分で読む用のあらすじです。
・「白子屋(しらこや)」は材木屋さん。ぶっちゃけつぶれそう。
・娘は美人なので、金持ちが婿になりたいと言ってくる。
・娘は好きな人がいる。両想い。お店の従業員の忠七。だから結婚なんてしなくない。
・これを聞いていたのが、髪結いの「新三(しんざ)」。忠七をそそのかしてお嬢さんと駆け落ちさせる。
・お嬢さんは先に新三の家に逃げた。
・忠七も新三に連れられて家に行 . . . 本文を読む
3分あらすじ「伽羅先代萩」
見る前に3分で読む用のあらすじです。
よく出る「竹の間」「御殿」「床下」の説明です。
・お家騒動の真っ最中。前のお殿様は陰謀で失脚したよ。
・今のお殿様は鶴千代さま。まだ子供。鶴千代さまも命を狙われている。
・乳母がいっしょうけんめい鶴千代さまを守る。
・乳母の子供の竹松くんも子供だけど手伝う。
・食事に毒が入っている可能性が高いので、病気だと言いはって家来が作ったご . . . 本文を読む
見る前に3分で読む用のあらすじです。
・平安時代
・主人公は優雅な平安貴族だけどじつはかなり強い武将でもある。
・紅葉を見に家来をつれて山の中にやってきた。
・豪華に幕を張ってどこかの貴族が宴会をしている。お姫様と侍女らしい。
・ジャマしたら悪いなと思っていたらむしろ誘われる。
・お姫様が踊って誘ってくれるので一緒に宴会する。
・お酒を飲んだり家来の踊りを楽しんだりしていたら寝てしまった。
・お . . . 本文を読む
「曽我綉侠御所染(そがもよう たてしのごしょぞめ)」というのが正式タイトルです。
タイトルの意味は下の方に書きます。
江戸末期の名作者、「河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ)」の比較的初期の作品になります。
初演時はもっと長い作品で前後編になっており、
前編部分はとあるお大名家の話です。
お家騒動とかお花見でイケメン若衆が立ち回りとかお殿様の正妻の母親がお妾をなぶり殺しとか怨霊の祟りとか山賊とか殺 . . . 本文を読む
タイトル通り、古典作品の「伊勢物語(いせものがたり)」をモチーフにした作品です。
「伊勢物語」自体は短いお話の羅列で、まとまったストーリーはないのですが、
当時の大きな政権争いが作品の背景になっています。
この政権争いが、お芝居の題材です。
時代は9世紀、800年台前半です。
「文(もんとく)天皇」の死後、第一皇子だった「惟喬皇子(これたかのみこ)」が帝位に付けず、
弟の「惟仁皇子(これひと . . . 本文を読む
「鬼一法眼三略巻(きいちほうげん さんりゃくのまき)」というお芝居の四段目にあたります。
三段目の「菊畑」は=こちら=です。
三段目のほうは有名ですし、ご覧になったかたもいるかと思いますが、
四段目と三段目はまったく関係ない物語なので、三段目は忘れて鑑賞して大丈夫です。登場人物は一人もカブりません。
平治の乱のちょっと後の時代、平家全盛の京の都が舞台です。
源氏再興を目指して源氏派のひとたちが . . . 本文を読む