ロスジェネの発言

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大統領一般教書演説

2005-02-03 12:25:19 | 時事問題
一般教書演説を衛星放送で聞いた。全体を通して聞いたのは初めてだったが、綿密に演出された扇動的な演説だと思った。

アメリカのTVしか見ていない人が「アメリカの正義」を疑わなくなる理由がよく分かった。

日本の保守派はブッシュ政権に拉致問題や経済制裁への協力を期待しているが、ブッシュが演説で「北に核を放棄させる取り組みをアジア各国と協力して進めていく」とだけしか言わなかったことからも、六カ国協議を重視する米国の路線に変更がないことが確認された。

これで「即時に北朝鮮に対して経済制裁をせよ」などという安倍晋三氏などの主張は現実味がなくなったといえる。

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1 コメント

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経済制裁 (てるし)
2005-02-05 17:24:56
アメリカは独裁国家に対する経済制裁が無意味であることを身をもって知り尽くしています。アメリカがリビアに経済制裁を発動したのは1966年の昔ですが、実際には何の効果もなく、軍事力による恫喝を行うまで実に40年近く独裁国家が維持されました。イラクのフセイン政権も経済制裁ではなく軍事力によって倒れたのです。

こういう失敗を繰り返してきた反省に立ったのが六カ国協議というやり方ですから、「これも失敗だった」という結論に至るまでは大筋での変更はないでしょう。



日本で経済制裁だと息巻いている人々に対しては、歴史上経済制裁に屈した独裁国家などありはしないということを知ってもらいたいと思います。
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