季節の風景

各地の季節の風景や行事を写真に撮りブログにしていこうと思います。

古都に早春を告げる行事若草山の山焼き 2013年1月26日

2013-01-28 00:17:21 | 季節の行事

古都奈良に早春を告げる行事 若草山の山焼き

我が家の裏山の岩湧山の山焼きは、毎年3月末に行われ

何度か見に行ったことがある。

別のブログ「岩湧の森」でも紹介している。

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このポスターの写真は大仏殿の屋根も入っている。

こんな写真はかなり遠くからしか撮れない。

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山焼きは夜からなので、昼間に撮影ポイントをあちこちチェックする。

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「シルクロード交流館」南側の池越しのポイントは、午後2時

だというのにすでにかなりのカメラマンがスタンバイ。

ここは人気のスポットらしい。

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東大寺大仏殿越しには若草山は少ししか見えない。

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東大寺西門から中を覗くと山が大きく見えるがここは

夜は閉まっているかも知れない。かなりいいポイントだがなあ。

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東大寺境内ー中門付近からは 少し無理やなあ。

山が少ししか見えない。

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奈良市内は鹿が多く、看板も「鹿に注意」があちこちに。

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「浮見堂」から見る山は、若草山と違うような気がする。

なかなかいいポイントだけどなあ。

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この時期、あちこちで小さな子鹿がじっとしている。

思わず踏みそうになった。

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飛火野に来た。広々として、真冬の空気が爽やかだ。

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大トンド会場は 飛火野にある。

大トンドは各家庭の注連縄が集められたもので、

午後2時からすでに燃やされている。

ここで採火された火が若草山へ運ばれる。

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すでに松明が用意されていた。

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午後4時半から採火神事が始まる。

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4時半から採火神事の祝詞奏上が始まる。

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長い松明で採火された。

参列者は、春日大社の神官を始め東大寺の僧侶、興福寺の僧兵、

吉野金峯山寺の山伏修験者と バラエティに富んでいる。

神仏合作だ。

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御神火が運搬用の箱に移された。

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いよいよ行列のスタートだ。

僧兵姿は興福寺の僧侶。

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金峯山寺の山伏も続く。

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松明にはまだ点火されていない。御神火は木の箱に入り

神官が運ぶ。

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吉野の修験者が法螺貝を鳴らす。

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「水谷神社」に到着後、神事のあと 松明に点火される。

その後松明を持ち、行列進行し最終の野上神社へ進む。

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松明を持つのは 春日大社の白丁たちだ。

※白丁は無位無官の下働き男子で、白い着物を着て働く。普通は

素足に草鞋だが、ここでは足袋を履いている。

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しんがりは山伏たちの法螺貝だ。

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野上神社で神事が行われた後、松明は若草山へと向かう。

私は先回りして、シルクロード交流館南側の春日野園地へ向かう。

あの芝生広場が 一番無難そうだ。

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打ち上げ花火スタート

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午後6時から、若草山山頂から花火が打ち上げられる。

※山頂右下で火が見えるのは、花火の残骸から草が引火したもの。

松明で点火する前にすでに 山の一部で燃え始めた。

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次々に打ち上げ花火が上り、歓声が上る。

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午後6時に松明から点火され、山焼きが始まる。

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次第に燃え広がる。隠れていた月も出てきた。 

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ゴー とかパチパチ とか枯れ草が燃え上がる音がよく聞こえる。

近くで見ているからかなりの迫力だ。

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※花火が終わった後に 山焼きがはじまるので 実際は

こんな風景はありません。これは合成です。

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斜面を燃え広がる山焼きの火。

これも合成です。燃え広がりながら初めの部分は鎮火

していくので、山全体が燃えることはないから、シャッター

開放で写すか、合成するかです。

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池の周りでカメラを三脚に固定していた、沢山のカメラマン

やカメラウーマンたちに聞いた話をまとめると

「シャッター開放したままだと 明るくなりすぎる。

レンズに黒い袋をかぶせて時々袋を取って 露光させることが必要」だとか。

そうすれば山全体が燃え上がり、それに花火が

打ち上っている写真になるそうだ。「多重露光写真」というらしい。

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