1月14日は奈良県御所市(ごせし)、茅原の吉祥草寺で「茅原の大トンド」が行われました。この祭りは今から約1300年前に時の持統天皇に伊豆へ島流しにされた役行者こと役小角(えんのおづぬ)が、許されて茅原の生家に帰宅したときに、近在の人々が、大松明で出迎えたという 故事にのっとった催しだそうです。
山伏姿の修験者たちの入定に引き続き、境内に2日掛かりで組まれた直径5メートル高さ7メートルと5メートルの1対のオスとメスの大トンドに点火され、その火の粉を浴びて一年の無病息災を願うもので、1300年続いた祭りです。
折からの霙の降るなかを、約3000人の参詣者たちが見守る中を点火され約20分ほどで燃え尽きました。地元の方はその燃えカスを拾ったり、種火を縄に移して持ち帰ったりしていました。
吉祥草寺の点火前の境内の風景です
右がオスで左がメスの大トンドです。
これらは近在の人が丸2日掛かりで作りました。
午後8時を過ぎ修験者の行列が来るのを待つ門前の人々
やがて法螺貝を吹きながら修験者達が入場する
修験者と僧侶の読経の中、オスに続いてメスにも点火されました。
読経が流れ霙降りしきる中、盛んに燃え上がる大トンドです。
大トンドは約20分ほどで燃え尽き、集まった人々は
燃えカスを拾ったり、火種を移したりして三々五々帰宅していきました。
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