「忘れたとは言わせないぞ!何であんな事をした?!」
「あの時は、ちょっとした出来心だったんです、あの後、
自分のした事を悔い、頭を丸めてこのサークルに入りました」
「あなたには、ひどい事をしました、この通りです、
どうかお許し下さい」
「詳しい事情はしらないが、彼女は献身的にやってくれている
どうだ、彼女も反省してる事だし、風呂にでも入って、すべて水に
流しちゃもらえないだろうか」
「彼の言う通りかもしれない、もう過ぎた事、忘れる事にしよう」
「ちょっと失礼してもよろしいでしょうか?」
「こんな事で、とうてい私の罪は消えるものではないけれど・・・
せめて、お背中でも流して差し上げようと思いまして・・・」
うう、それはマズイ・・・だからといってこのような場所で、
二人きりなんて・・・なんとかお断りしなくては・・・
「うぃ~、久しぶりに熱い風呂に入ってのぼせてしまった、
身も心も火照りあ~だ」
ほてりあ~後編 おしまい
さぁ、いかがだったでしょうか。今回で、「その時フィギュアが動いた」はおしまいです。
次回からは、新シリーズ「フィギュア迷作劇場」が始まります、お楽しみに!