フィギュア劇場 第八回 ～呉服屋の女たち・後編～

前回のお話はこちら呉服屋の女たち～前編～

さて、ネオくんとシマ、この二人の密会現場に突如現れたネオくんの妻レイコ。
二人はそこで、一体何をやろうとしていたのでしょうか？！



「あんた、うちの人と一体なにコソコソしてはるんどすか？！」



「レイコ、聞いてくれ、僕たちは、とある秘密の組織に属してるんだ。」
と言って、先ほどシマのふところから取り出した巻物を見せました。



「おぉ！これは裏社会に伝わるという、パン別帖！
こんなに種類があったなんて知らなかったわ！」



その巻物には、パンの種類が列記されていました。ネオくんとシマは、そこに列記されているパンをひとつひとつ吟味しようとしていたのでした。



「さあ、わかったんなら、パンでも食うてとっととお引取りやす！」



「じゃかしわい！わてを仲間はずれにしよってからに」
「レイコ、やめておくれ！」



「アンタも、隠れてこんなしょーもない事、やめなはれ！」



「しょうもないとは、聞き捨てなりまへんな
こうなったら、わてがケリつけさせてもらいます！」



それでは、今日のその時！



その瞬間、白刃の刃とともに閃光が走りました！



するとどうでしょう、パンが見事に三分割に切られていました！



「三人で仲良く食べましょ、ほなら文句あらしまへんやろ？」




一つのパンを三つに分け、仲良く食べた三人はその後、丸く納まったといわれています。

呉服屋の女たち～後編～　おしまい。

アニメ 「バジリスク～甲賀忍法帖～」

愛する者よ、死に候え・・・。

ストーリー
慶長十九年、徳川三代将軍の世継ぎ問題に悩んだ大御所 家康は、国千代派を甲賀、竹千代派を伊賀として忍法の二大勢力を相競わせ、それぞれの精鋭十人対十人の忍法合戦の結果、生き残った方に世継ぎを決定するという厳令を下した。
初代服部半蔵との間に交わされた「不戦の約定」は解かれ、再び戦うこととなった伊賀・甲賀の精鋭たち。
秘術の限りを尽くした忍法争いの死闘が、今始まる。




アクション、ロマン、伊賀と甲賀・・・相対する忍者たちのそれぞれの想いが交錯する人間ドラマ。
欺き欺かれ、信じ、そして裏切られる忍びの非情な世界。そこで、互いの里の和平を願い愛し合う、双方の頭領　朧(おぼろ)と甲賀弦之助の切ない純愛ストーリーと激しい忍法アクションが見ものです。



アニメ・・・全24話　平成17年放映　製作：GONZO

コミック・・・全5巻　せがわまさき著　平成15年刊　ヤングマガジンアッパーズ連載

原作・・・「甲賀忍法帖」　山田風太郎著　昭和33年刊

オープニング曲
和風ヘヴィメタルバンド陰陽座　「甲賀忍法帖」



このオープニングテーマが、すごくカッコイイです。

このテーマ曲を作詞作曲した、陰陽座のリーダー瞬火(またたび)という人が、熱心な山田風太郎氏（故人）のファンというだけあって詩の内容に並々ならぬ強い思い入れを感じます。そのため、本編の内容を見事に表現しています。
そしてボーカルの女性の声が、力強くも切なく歌い上げています。



下弦の月が　朧に揺れる　夜を　包むむらくも

はりつけられた　つがう雛　絡める　非情の罠

嗚呼　今も燻ぶ　想い胸に　しかと宿らば

水の様に優しく　花の様にはげしく

震える　刃で　貫いて

さだめられた　涙を　瞳の奥　閉じても

貴方を　瞼が　憶えてるの




パチンコ・・・今年8月になって、パチンコにも登場しました。このために新たにアニメーションが描き下ろされたという力の入りようです。

また、映画では「SHINOBI」として製作されましたが、とても原作の良さを表現しているとは言い難く、私はこのアニメ版がオススメです。

バジリスク～甲賀忍法帖～公式サイト

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フィギュア劇場 第七回 ～呉服屋の女たち・前編～

ネオくんは、ひょんな事から老舗の呉服屋の旦那になっていました。



「若旦那、おはようさんどす。」
そこに来たのは、上得意のお客様のシマさんでした。



「これはいらっしゃいまし、奥さま、ご注文の品が仕上がっております。」
「そう、これから出かけるさかい、後で家に届けておくれやす。」
「かしこまりました。」



そして数時間後・・・
「たしか、このあたりだったな。」



「ごめん下さいまし～、お届けに上がりました。」
「どうぞ中へ、上がっとくれやす。」
奥から、シマの声が聞こえました。



「失礼いたします～。」



「貴方が来るのを待ってたわ。」



「あぁ～、若旦那・・・」



「奥さま、そうあせらないで・・・」
シマは、とても待てない様子で、ネオくんに抱きつきました。



「待てないの、さぁ早く。」
シマは、ネオくんの手を自分の懐へといざないました。




そして その時！


「あなた、こんなところで何してはるんどす？」
「お、おまえ・・・」



それは、ネオくんの奥方でした。
その形相はまるで般若のようでした。



この後、一体どうなるのでしょうか？
実はネオくんとシマには、重大な秘密がありました。
その秘密とは？？？
次回　呉服屋の女たち・後編　につづきます。

プリズンブレイク シーズンⅡ

プリズンブレイク シーズンⅡが
この夏とうとう、終了しました。
もともと、「24」がきっかけで、海外ドラマにハマッていたところ、今ではこのプリズンブレイクのほうが面白くなってしまいました。
これほど、ハラハラドキドキの面白いドラマは観たことがありません！
シーズンⅡの最終話　「ＳＯＮＡ」は、とても謎を含んだ終わり方となりました。



～以下ネタバレ～

「ケラーマン」
サラの裁判で重要な証言をした後、護送される途中・・・組織の殺し屋に抹殺されてしまいました。



「ティーバック」
シリーズ登場人物の中で最も、凶悪、残忍な男ですが、シーズンⅡではやや丸くなったような感じです。結構人気があるようです。
日本語版の声優の声がピッタシハマりすぎです。



「ベリック」
元々は刑務官だったのにもかかわらず、ラストではソナ刑務所に移送され、無残に変わり果てた姿でしたね。



「マホーン」
マイケルと同等のＩＱを持つ元ＦＢＩ捜査官ですが、なんとマイケルと同じくソナ刑務所に入れられてしまいました！
天才肌どうし、マイケルとの協力はあるんでしょうか？！




「マイケルとサラ」
やっとパナマで回り逢えたのもつかの間・・・またも警察に追われるはめに。
追い詰められた小屋の中で抱き合う二人・・・。



警察に取り囲まれた中、小屋から出た直後マイケルはサラを人質にとって殺人犯のフリをします。
そしてサラの耳元で、ささやきます。
「君には、これまで助けてもらった、これまでの恩を、今ここで返す!」
なんとも、切ない場面です。



そして、とうとう「ソナ刑務所」へ・・・。
なんとも得体の知れない不気味なところ。
この先、マイケルは一体どうなるんでしょうか？！



アメリカ本国では、9月からシーズンⅢがスタートするようです。
リンカーン、マイケルの兄弟に加えてティーバッグ、マホーン、ベリック、スクレもいます。
新しい出演者も４人ほどいるようです。



日本でシーズンⅢのＤＶＤが観れるのは来年の春位(？)なんでしょうか？
待ち遠しい限りです。

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