「あの一件以来、ホテル業界からも追放され、今ではこの有様だ・・・」
「おや、何やら怪しい話し声が聞こえるぞ」
「どうやら、あの倉庫のようだ、中に入ってみよう」
「何か違法な取引をしてるのかもしれない」
「誰にも、つけられてないだろうな?」
「大丈夫だ、それより例の物は用意できたのか?」
カラ~ン!
その時、僕はうかつにも物音をたててしまった!
「誰だ?!そこにいるのは!」
「今の話を聞いてたのか?」
「まっ、待ってくれ、僕は何も見てない、殺さないでくれ」
「ん?君は何か勘違いをしてるようだ」
「俺たちはサークルの仲間同志で、贈り物をしてるのさ!」
「今から、親睦会があるんだ」
「ちょうどいい、ぜひ君も参加しないか?!」
「さあ、遠慮なくやってくれ」
「君の入会歓迎パーティだ」
「え?一体何のサークルなんですか?」
「決まってるじゃないか、坊主頭サークルさ!」
「あら、新しいメンバーさんね、いらっしゃい」
「あ!!」
それは忘れもしない、あの時の女だった!
「お前はあの時の!」
「なあ兄弟、彼女もメンバーなんだが、彼女がどうかしたのか?」
「・・・・・・・・・・」
どうして、あの時の女がここに?!
次回 「ほてりあ~ 後編(最終回)」 につづく