４月３日の、ズバリ言うわよ！２時間スペシャル、約二ヶ月前に放映された、ケイン・コスギ編を受けて、いよいよケインの親父ショーコスギの登場です。
漁師を父のもとに東京で生まれ、５歳で肺に穴があくという病気に。
「このままでは、１年もたない」と医者に見放された。入院費用もない家だったので、体を鍛えるためにすこしづつ空手を習う。
鞍馬天狗の映画で映画俳優にあこがれ、大学受験も盲腸炎などで失敗し、19歳で自殺も考えたそうです。
「海外で花開くかも」と姉に勧められ、片道キップと１２０ドルを手にアメリカへ。
アメリカに着いたとたんに、ナイフを持ったチンピラにからまれ、とっさに蹴りを出したところ、先のとがった革靴が半分くらいチンピラの腹にめり込み、パトカーも出動するほどの大騒ぎになったそうです。
皿洗いしながら大学に通い、空手道場も開いた。全米各地の空手コンテストに出場し、獲得したトロフィーは二百数十個。ときには、試合相手の突きをうけて、鼻の骨が陥没し、控え室で箸を自分の鼻に突っ込み、グイっと元にもどしたこともあったそうです。
徐々に名前は売れてはいったものの、どの映画会社からもお声はかからず。
「一番下でいいから業界に入ればチャンスはある」とばかりに、エキストラの下積みを８年続けた。
オーディションでスタントマンの役にありつき、死ぬ気でがんばったら、撮影初日に解雇されたスターのかわりで準主役に抜擢された。それが１９８１年の『燃えよニンジャ』だった。その後は映画の主役が次々に舞い込み、とうとう日本人スターとしては、初の１００万ドルスターに！
全米にニンジャブームを巻き起こした。
現在は、武道・演技・ダンス・英会話を通じて人格形成をめざし、３歳から英才教育を指導するＳＫＩ(ショーコスギ塾)を主催。
で、息子のケインとはここ４年間、まったくの絶縁状態が続いてるそうです。
そもそも、なぜこのような絶縁状態になったのか？
ショーコスギ氏いわく、ケインが１８歳で日本に来たとき日本語の問題もあり、いろいろあって、苦労した。最初は父のプロダクションで頑張ってた。ところが徐々に売れてくると、そのうちケインは一人でやりたいと言い出した。最初は反対するも、ケインの気持ちも分からないでもない。そして、一人で頑張っても大変だったら又戻って来いと、言ったそうです。
ところが、実際は父のプロダクションから一人連れて自分のプロダクションをつくった後に、その話を言ったそうで、裏切られたような形となり、これにはショーコスギ氏も怒り心頭ということのようでした。
「なんで、いままで、ケインの為にやってきた事は何だったんだ！人の道理としてそれはちがうだろう？！父と意見が違うから、自分には自分の道があるからと、言うのなら、なぜ最初にそれを言わず、出て行ったのか、卑怯じゃないか。」
ショーコスギ氏は一気にまくしたててました。さらに、
「僕は、いままで38年間アメリカでいっぱい嫌な事、辛い事があった。でも絶対に悪い事はしなかった、だからケインにも空手を通じ伝えてきたつもりだった・・・親としてせっかく一生懸命やってきたのに、後ろから刺すような事をして・・・僕にはそれが許せなかった。」
と、無念さいっぱいに語っていました。
そこで、細木さんは運命学の見地から意外な事を言い出しました。
ショーコスギ氏の宿命大殺界というのがあり、ケインが出て行ったときがちょうどショーコスギ氏にとって、良い運気が終わるときで、過去２０年間の非常に栄えた運気も終わり、本来なら倒産するか死に至ってもおかしくない時期だったらしい。
「ケインが出て行ってくれた事で、宿命大殺界の因縁を全部掃除してくれたんだよ、だから逆に感謝しなさい。（結果的に）親孝行な息子なんだよ」と。
なんとも納得いかない、ショーコスギ氏・・・
さらに細木さんの言葉は続きます、
「そもそも、あなたが行ってもいいといい、何も分からないケインは出て行ったんだ。義理や道理もいいけれど、自分の子さえ助けてやれないのに、どうして人の子に教育できるの？」
「ケインは前回出たとき、涙を流し反省もしてる・・・助けてやんなさい。あなたの子だ。助けてやれるのはあなたしかいないんだ！」と。
さすがに、ショーコスギ氏も最後には細木さんに押されやむなく納得したようでした。
でも、あの細木さんの説得力はすごいの一言です。
今回もまた、感動しました。
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