何かがおかしい、とは最初から思っていた事。
ただ、疑問には蓋をして登って行きました。臭いものには蓋をするのが私の生き方です。
標高1500〜2000m程では、まだ鳥たちの鳴く声も、足跡にびっくりして飛び立つ音もして、
その度に、「ごめんよ。ちょっくら通らせてもらいます。」と歩き続けていました。
しかしながらそれも2000mまでの事。天気が優れない事も相まって生き物の気配が徐々に感じられなくなっていきます。
周囲の響きにいくら耳を傾けようとも、音は自分からしか出てきません。
音を生み出すのは、自らの濶歩と呼気の音。
行動食を麓でアンパンしか買ってこなかったため、途中何度も体が訴えてきました。「足りないよ。水分も足りてないよ。」と。脚がガクプルガクプルです。
また、この日は生憎の悪天候。
人に道を譲ることも譲られることも全くなく、室堂もご覧の有様。もう閉じる時期だったのでしょうか。
ちなみに、麓は秋を象徴する紅葉の色が非常に映えておりました。
高低差で自然が見せてくれる景色の対照的なこと。
ちなみに時間による対照はこんな感じです。
さぁ、最初に感じていた疑問は何だったのか?
どうやらですね・・・登山道をそもそも間違えていたようです。
「白山は道が整備されているため初心者も安心して登ることができます。」
・・・んっ、整備???
・・・・はてっ???? あれが・・・???? 整備??? 安心???
帰ってからググったら、まずは橋を渡るとの事。
アーーー、そういやこんなのありましたわ・・・
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