UN大浦のブログ

徒然なるままの手記。
大半が、山と猫様、そして妄想の徒然草。

傘要らず

2019-06-16 07:56:34 | 日記
青梅雨の時季。

突然の雨。

慌てふためいた人々が、お洒落な傘で、おのづから、天との交流を一方的に遮断する最中も、
花たちは、天からの恵みに身を委ね、身を清めている。

たまには、
傘を差さず、
小気味良い雨滴にただ身を任せ、歩くと、
鬱蒼とした邪念を振り払えるようで、いと快い。

水も滴る何某候、という言葉のとおり、
本来、命湧き立つ水は、対象を凛と引き立たせるアクセサリーになり得ると思う。

過度な便利さ・清潔感を優先する現代では、
雨でさえ厭わしく・汚いものだと拒絶する傾向が在るが、
人が本来有する生きる力が失われているようで、違和感を覚える。

雨にうたれながら歩きたい。
眼鏡はひたすら曇るけれども。