朝礼の折、私がいつも立っている位置からは虚(うろ)がよく見える。
また虚もこちらを覗いている。
朝礼を行う長方形型のこの部屋は、
50余名が周囲にぐるりと立ち並ぶと若干の窮屈さを感じる程度の広さであるが、私はいつも長辺の片側を定位置にしている。
休憩室とは扉一枚越しで隣同士になっていて、ちょうど私の定位置から真正面を見ると、その休憩室側の扉と向かい合う形となる。
皆が周囲に立って朝礼に臨むため、必然的に扉の前にも人は立つ。
ただ、風通しが悪いので、扉は開放したままが多い。
その一箇所だけ、背後が続いている。ぽっかりとした空間に続いている。
その位置にいるのは、最近では◯◯さんの時が多い。会社には数え切れない程の華が咲き誇るが、◯◯さんも笑顔が素敵な華の一人だ。
いつも爽やかな光を生み出しているが、その光が「彼ら」の求める元になるのかもしれない。
いくら朝とはいえ光が行き届かない暗い部分も多いので、朝礼の時には室内灯を照らす。
そのため、扉が開いていると事の他、休憩室側の闇が私の位置からは際立って見える。その前に立つ女性自身が明るいと、なおさら闇が際立つ。
休憩室側には水道もあるが、蛇口が閉められてないのか水がしとしと落ちる音も聞こえてきそうだ。
ぽとっ、ぽと。 ぽとっ、ぽと。 ぽと。
闇が際立つ。
突然、扉の前に立つ女性が、向こうに連れて行かれるのではないかと考えてしまう。
虚が連れて行く。
そしてなぜだか、誰も気づかないのでは、とも。
朝礼が終わっても、お昼になっても、定時になって皆が帰社しても。
そして翌日になって、自分の空想が空回りしただけだったように、いつも通りの朝の挨拶を携え彼女は現れるだろう。
ただ、不思議な事に扉の前にはもう彼女が立つ事は無くなる。そこには新たな贄を・・・
まぁ・・・こんな事を考えながら朝礼に臨んでいるわけではありませんよ (○´―`)ゞ ポリポリ
考えてるのは大抵が、「あーー、眠し」かな・・・いや、しょうがないです。毎朝、5時半起きだもん。勘弁です!!
また虚もこちらを覗いている。
朝礼を行う長方形型のこの部屋は、
50余名が周囲にぐるりと立ち並ぶと若干の窮屈さを感じる程度の広さであるが、私はいつも長辺の片側を定位置にしている。
休憩室とは扉一枚越しで隣同士になっていて、ちょうど私の定位置から真正面を見ると、その休憩室側の扉と向かい合う形となる。
皆が周囲に立って朝礼に臨むため、必然的に扉の前にも人は立つ。
ただ、風通しが悪いので、扉は開放したままが多い。
その一箇所だけ、背後が続いている。ぽっかりとした空間に続いている。
その位置にいるのは、最近では◯◯さんの時が多い。会社には数え切れない程の華が咲き誇るが、◯◯さんも笑顔が素敵な華の一人だ。
いつも爽やかな光を生み出しているが、その光が「彼ら」の求める元になるのかもしれない。
いくら朝とはいえ光が行き届かない暗い部分も多いので、朝礼の時には室内灯を照らす。
そのため、扉が開いていると事の他、休憩室側の闇が私の位置からは際立って見える。その前に立つ女性自身が明るいと、なおさら闇が際立つ。
休憩室側には水道もあるが、蛇口が閉められてないのか水がしとしと落ちる音も聞こえてきそうだ。
ぽとっ、ぽと。 ぽとっ、ぽと。 ぽと。
闇が際立つ。
突然、扉の前に立つ女性が、向こうに連れて行かれるのではないかと考えてしまう。
虚が連れて行く。
そしてなぜだか、誰も気づかないのでは、とも。
朝礼が終わっても、お昼になっても、定時になって皆が帰社しても。
そして翌日になって、自分の空想が空回りしただけだったように、いつも通りの朝の挨拶を携え彼女は現れるだろう。
ただ、不思議な事に扉の前にはもう彼女が立つ事は無くなる。そこには新たな贄を・・・
まぁ・・・こんな事を考えながら朝礼に臨んでいるわけではありませんよ (○´―`)ゞ ポリポリ
考えてるのは大抵が、「あーー、眠し」かな・・・いや、しょうがないです。毎朝、5時半起きだもん。勘弁です!!