日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

先進医療について考える

2019年02月11日 08時24分27秒 | 日記
今朝は、ハラハラと小雪が舞う朝、気温は氷点下
6度あたり一面白くなった朝を歩きました。
先進医療は、厚生労働省が承認した先進性の高
い医療技術です。公的医療保険の対象にするの
かを評価する段階にある治療・手術などです。
一定の基準を満たす大学病院などで研究・開発
された新しい治療や手術などが、ある程度実績
を積んで確立されますと、厚生労働省からそれ
を「先進医療」として認められます。審査期間
は3~6か月です。先進医療は固定的なものでは
なく、先進医療の内容は時とともに変化します。
なお、先進医療のリストは厚生労働省のホーム
ページで公表されていますので参照ください。
病院等で保険証を提示して診療を受けると窓口
で支払う金額は、かかった医療費の1~3割です
みます。負担割合は、小学校入学前の未就学児
は2割、小学校~69歳は3割、70歳以上は年齢と
収入により1~3割です。
しかし、厚生労働大臣が定める先進医療の技術
料は医療保険の対象外ですので、全額自己負担
になります。高額療養費の対象にもなりません。
その他の診察料、検査料、投薬料、入院料などの
費用は、一般の保険診療と同様に扱われ、医療
保険が適用されます。なお、厚生労働省に届け
出た医療機関以外で先進医療と同様の治療・手術
などを受けても先進医療とは認められませんので
留意しましょう。
先進医療にかかる費用は全額自己負担です。先進
医療の中では、がん治療の重粒子線や陽子線治療
が高額です。治療費用は平均300万円程度です。
実施件数が多いのが、白内障の治療に用いられる
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術で、費用
は平均55万円程度です。これら費用に備えるため
に、保険会社で販売されているのが、先進医療特
約です最近では主契約タイプも販売されています
先進医療給付金は500万円~2,000万円、月額保
険料は100円~500円程度です。先進医療の実施
医療機関は多くないので、通院のための交通費や
宿泊費がかかるケースもあり、これらの費用も給
付するタイプもあります。
先進医療というと、高額のイメージがあるかもし
れませんが、費用が高額なのは「粒子線治療」く
らいです。平成28年6月30日時点で、約3,800件
しか実施されていません。新規がん患者の1%に
もなりません。実施件数が多くないのは、費用が
高額ということもあるかもしれませんが、「粒子
線治療」を、がん患者が望んでも、適用条件が厳
しいので、適用外になる可能性が高いからです。
保険料が安いのも、給付金の支払総額が少ないか
らともいえるでしょう。保険料が安いので、安心
のために加入するのは良いかもしれませんが、
期待はしないほうがいいかもしれません。




















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コメント (10)
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