ウラとオモテの日記

私が見た裏と表の話を紹介する。今話題のニュースよりもあまり取り上げることの少ないニュースに注目します。

中の人はいないかも?

2012年11月01日 23時26分40秒 | ニュースあれこれ

 NHKのツイッターにはいろいろありますが、NHKの時計を模したものが話題を呼んでいます。ダ・ヴィンチ電子ナビによると、NHK_PRというもので、長万部町のゆるキャラ・まんべくんに「MHKにしようぜ!」と提案されれば、「だが断る」と華麗に切り返し、同じくTBSの黒ブタキャラ・BooBoが「冷房きいてるとこでひとやすみ」とつぶやけば、「冷しゃぶの準備ですね。わかります。」と放送局の枠を超えてツッコむそうで、エイプリルフールには、「本日、NHKと全ての民放が合併して国営放送になりました。今後は日本放送会社木履連盟(NHKPR)として、着物を着たアナウンサーが青い背景の前で、やや絶叫気味にニュースをお伝えする予定です。」と過激な嘘ネタをかまし、謝罪騒動にまで発展したこともありました。そうした話題に事欠かない強気な姿勢もウケて、現在では約50万という驚異的なフォロワー数を誇っているそうです。NHK_PRが『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』(NHK_PR1号/新潮社)を出版したそうです。その内容は出生の秘密から始まり、2009年からだが、広報担当者が「ようし、やっちゃえ!」と、誰にも知らせず独断でスタートさせたそうです。アカウントの性格設定として考えたのは、“NHK+白石さん+のだめ+バカリズム”というもので、開始1カ月は26人のフォロワーと散々な数字だったが、NHKのイメージを変えることを目的にしていたため、担当者は気にせず「普通の会話」を心がけたそうです。NHKという大看板を背負ったアカウント「(好きな食べ物は)プリンです」というだけで、「お堅いNHKが関係のないことつぶやいている!」と衝撃に変わるそうで、その新鮮さがウケて、一気にフォロワー数を増やしていったようです。異色なのは企業の広報アカウントの使命である“みんなに好かれないといけない”鉄則を捨て、「ツイートが合わない」という人にはアンフォローを勧めることを決断した点だったようで、「企業とお客様」の関係ではなく、「友達どうしのような関係になるためのツイート」を目指したい。……その思いこそが、“独自の路線”を築くことにつながったのだろうとあります。ここまでNHK_PRが支持されるようになったのは、“中の人”のキャラクターも大きいはずで、民放の公式アカウントと仲良くするだけで「宣伝行為」と批判されてしまうようで、それでも担当者は「でもいいや。だって21世紀だもん」と割り切るそうです。駐日フィンランド大使館のアカウントに「フィンたん!」と呼びかけて多くの人に怒られても、「フィンたん自身が喜んでくれているのだからいいじゃん」書き込みます。こうした相手によって態度を変えることのほうがよくないと判断する“中の人”のツイッター倫理観が、フォロワー数にも反映されているのではないだろうかと記事は書いています。10月12日に発売された『「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。(「市場の空席」を見つけるフォーカス・マーケティング)』(阪本啓一さん/日本実業出版社)にもあるように、いまや広報は「広く、多く」ではなく「狭く、濃く」が主流だそうです。その見本ともいえるNHK_PRの“中の人”に学ぶべき点は多いはずだそうです。ちなみに本書のタイトルにもあるように、NHK_PRは「中の人などいない」を繰り返しているようです。正体明かさないのがツイッターなので、それは納得できるかもしれません。私もツイッターでいろいろNHK_PRにはお世話になっています。最近まではハロウィン仕様でしたが、11月からはどんなイラストに代わっているか楽しみですね。
http://news.livedoor.com/article/detail/7100163/

 病名を言わないまま亡くなる人もいますが、病気だと聞いてショック受けると、かなり心境も複雑そうです。それが大病だともっと心配になってきます。毎日新聞で診察室のワルツという連載記事がありますが、その中で「言わないで」の依頼というタイトルがついています。筆者によると、がんの診断を受けた母親が、「娘の結婚式が終わるまでは心配させたくない」と、担当医や看護師に病状を知らせないように頼んだという話はよく耳にするそうで、「患者から家族に言わないように頼まれたが、重い病気でもあり、家族の支えが必要だろう」と家族に伝える医療者と、「患者の希望だから」と話さない医療者に分かれるそうです。言わなければ、後から家族に「大事なことなのになぜ知らせなかったのか」と怒られ、言えば「患者の気持ちをないがしろにした」と患者に怒られ、医療者は板挟みになるようです。ヨーロッパでは個人の権利を第一に尊重するため、患者から「言わないで」と依頼された場合は、たとえ相手が家族であっても、患者の病状を勝手に知らせることはできないそうで、反対に家族から「患者に病状を伝えないで」と頼まれても、心情は痛いほど伝わるものの、患者の病状を本人に内緒にすることはできないことになっているそうです。医療者には患者本人を支えながら、希望を失わないように、厳しい病状を伝えることが期待される一方、家族に知らせたくない患者の思い、患者に知らせたくない家族の思いは、家族内で健康な時から話し合い、理解を深めておく問題だと筆者は書いています。病名を言うのはつらいかもしれませんが、人生のことを考えれば、限られた時間で家族や友人と共に過ごすことが必要だと思います。秘密にするのは放置したと同じことです。
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20121031ddm013070009000c.html

 梅田の地下街で最近まで有吉弘行さんがあるポスターを見かけました。何かなと思ったら広島県のポスターでした。なぜ有吉さんかというと、彼は広島県の出身だからです。となるとどうして彼を起用したかということです。WEDGEによると、広島県のテレビ局などが平清盛を狙ってPRしているところ、広島県は今年3月有吉さんを県の観光大使に任命、「おしい!広島」キャンペーンを始めました。県は地元メディアはもちろん、ポスターやネットで全国的にキャンペーン広告を展開、有吉さんが発表したスローガンに、県民たちが「おしい!」とは何事かと激怒し、豪華ゲストと凝った演出の観光キャンペーンムービーも話題になっていったそうです。こうなると広告禁止の公共放送NHKも「おしい!」を無視するわけにいかないようで、ブロック番組や県内のローカルニュースで取り上げるという、『平清盛』とはまったく逆流した現象が起きたそうです。東京・銀座1丁目にあるアンテナショップ「TAU」をのぞくと、有吉さんの等身大のポスターなどに「おしいは、おいしいの、一歩手前。」「レモンの生産量日本一なのに、全国に知られていない…おしい!」といったキャッチコピーが店内の至るところに貼られているそうです。彼というと猿岩石で人気を博しましたが、その後解散しました。そうした中で、県内の老舗ラジオ・テレビ兼営局であるTBS系中国放送(RCC)と、ダチョウ倶楽部の一員上島竜兵さんを中心とする飲み仲間「竜兵会」が手を差し伸べたそうです。RCCは97年にスタートした『KEN-JIN DX』(2005年終了)に人気が降下しはじめた有吉さんをレギュラーに起用したそうで、「横山」というアナ、劇団ひとりさんとともにCDを発売したり、カンニング竹山さんやアンガールズ、スマイリーキクチさんなどとともにバスでの年越しライブを敢行、モノマネや現在に至る「いじり」や「あだ名の命名」も披露したそうです。「竜兵会」の飲み会で出会った高田文夫さんがパーソナリティを務めるラジオ番組や内村光良の『内村プロデュース』に出演するようになったそうです。05年秋、『ものまねバトル』に初出場して以降、哀川翔さん、石原軍団、桃井かおりさんなどのモノマネが評価され、全国ネット番組に再登場し始めました。とはいえ、キー局と呼ばれるものには結びついていないようで、今週の改編前を見ると、フジテレビ系と日本テレビ系が毎週6本で並び、5本でテレビ東京系が追いかけ、TBS系が4本で続いているそうです。系列局の奮闘がそのままキー局の実績に結び付かないところが、収益、視聴率ともに下位に沈むTBSの現状を象徴しているのかもしれないと筆者はみています。今は仕方ないにしても、有吉さん司会の有吉ジャポンが長続きできればそれでよいのではと思います。ただ関西ではしないというのがすごく残念です。しかし有吉さんをこうして再出発する出身県としてもすごくこの再ブレークには喜んでいるのではと思いました。一発屋の第二の人生は大変ですが、きっと光は見えてくるはずです。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2329
http://news.goo.ne.jp/article/wedge/business/wedge_2329.html?fr=rk

 きょう最後は自殺です。ねとらばによると、島根県は自殺防止計画の名称などで「自殺」という言葉の使用をやめ、「自死」という言葉に改める方針を示したそうです。記事では県内の遺族らによる「自殺という言葉は、殺すという文字が含まれ罪人のようなイメージがある」という訴えを受け入れた形ですが、ネット上では、「根本的な解決ではない」とする見方が中心で、「今度は死という文字にクレームがつく」といった声や、「自殺のイメージアップをしては抑止にならない」といった指摘が見られたそうです。一方で「それで遺族が救われるならいいのでは」という意見もあったようで、「下らないと一言で言うのは簡単だけどどうしようもなく辛い」という切実な声も出ており、なかなか一筋縄ではいかない問題の根深さを物語っていたようです。自殺は「自分で殺す」と書くわけですが、殺すという表現自体は気持ち悪いといえるかもしれません。ニュースでは「自ら命を絶った」などと表現しますが、その方がすっきりしていそうな気もします。島根県としたら自殺を防ぐ取り組みは先進的なんでしょうか。
http://news.livedoor.com/article/detail/7102536/


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