アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

南チロルの吹奏楽団 1

2006-11-22 16:47:18 | 音楽
昨年10月スイス、イタリア、オーストリア、ドイツに旅行した際、イタリアの北部ドロミテを観光しました。

この地域は旧オーストリア領、南チロルで話されている言語はドイツ語です。私も昔は、イタリアでドイツ語圏の地域があるとは知りませんでした。

(第一次世界大戦でドイツ・オーストリアが敗戦したためイタリア領になってしまった。日本の北方領土と同じ様。この地域の人々は今でもオーストリアに帰属したいと運動を続けています。)

旅行に行く前から、どこがイタリア語とドイツ語の境か興味がありました。

旅行は、スイスから登山電車でそのままイタリアに入りました。(乗った場所はドイツ語、イタリア国境から5~6キロ手前でイタリア語になった。)どうも1駅違うだけで言語も変わるようです。細かく言うとお隣さんで言語が違う事があるらしいです。このような地域は、どちらの言語も話せるようです。(普段どちらの言語を多く使っているかの違いだけ。)

終点駅でパスポートチェックがありました。ここは、スイスの国境から2キロ程度の小さな町です。みんなイタリア語を話しています。

ここからバスで南チロルのドロミテへ向かいます。南チロルに入っていくと商店やペンションの看板表記がイタリア語、ドイツ語両方の表記になります。

もっと進むとドイツ語表記のみに!

ドロミテの湖のお土産屋さんで、かかっている音楽はチロル民謡のヨーデルです。もちろんドイツ語。(でも私が普段聞いているのとは、なんだか違うみたい!)

お土産屋さんでは、沢山のチロル帽が売っていました。ドイツ、オーストリアで見るのと同じです。

お土産屋さんで買ったドロミテの吹奏楽団の写真を載せます。

写真を見て、お分かりの方もいらっしゃると思いますが。オーストリアでは、コルネットを使わず。フリューゲルホルンを使うのが伝統的スタイルです。

このほかテナーホルン(オーバル型)(トロンボーンと同数か少し多いぐらい使用。)アルトトランペット(E♭管2~3本)やバストランペット(B♭管1本程度)も使用されます。(トランペットもフリューゲルホルンより、少ない数使用される。)

ヨーロッパの多くの国では、主旋律はコルネット、後打ち、リズム、オブリガートがトランペットで演奏されます。



日本の吹奏楽団でコルネットを使わず、トランペットのみ使用は世界的に見ると少数派(異端かも?)と思うのですが。


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