アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

「人生を楽しめ」の曲目解説

2006-11-07 17:08:53 | バンド
「人生を楽しめ」の歌詞


人生を楽しめ ランプがまだ燃えているうちに 
ばらの花を摘め それらが 色褪せる前に


ひとはとかく 心配事や苦労ばかりして 茨の苦難を探し 見出す
そして 道端に咲くスミレには 気づかずにいる

あらゆる生きものが 恐ろしさに顔を隠し 雷鳴が我らの上で 轟こうとも
嵐が去った夕べには 微笑むのだ 太陽が ああ かくも美しく

誠意と忠実を愛する者には 貧しい同胞に 喜んで恵む者には
満足が みずからの小屋を 堅固に築き上げるのだ

行く道が ひどくせばまり 災難が我らを苦しめ 追い立てようとしても
誠実な者には 友情が やさしく 手を差しのべてくれるのだ



18世紀末に作られた「人生を楽しめ」はドイツ語では Freut euch des Lebens (フロイト オイヒ デス レーベンス) 作詞者はスイス  チューリッヒの詩人ヨハン・マルティン・ウステリ(1763~1827)です。キリスト教カルヴァン派の色彩の強い歌詞になっています。

作曲者は同じくチューリッヒのハンス・ゲオルク・ネーゲリ(1773~1836)でバッハやベートーヴェンの多数の作品を出版した楽譜出版者でもあります。

ドイツ語圏で歌い継がれているこの曲は、戦後日本でも一時期歌われたそうです。
3/4拍子の単純で実直な旋律が心にしみるのは私だけでしょうか?
コメント
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