陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

不都合な真実は隠せ

2019-06-12 20:22:22 | Weblog
老後「2000万円問題」、
アソウ何たらの上から目線発言や、発言内容の変節、挙句の果ては「正式な報告書としては受け取らない」など、
このアソウ何たらに非難が集中しておりますなぁ。
無論、そのとおりなんやけど、政府・与党の姿勢そのものがもっと問題でござりまする。

都合の悪い金融庁の報告書なんぞ、無かったことにしてしまえ、
年金の健全性をチェックする「財政検証」は参院挙の後にして、国民の目から隠してしまえ、
という、おごった姿勢でござります。

ニカイ何たら:「金融庁には撤回を含め、自民党として厳重に抗議している」
キシダ何たら:「極めてずさんなもので、まともな政策論議に役立つものではない」
公明党の山口何たら:「いきなり誤解を招きやすいものが出てきた」

などなど。
何ですかな、コヤツらは? といった感じですなぁ。
不都合な真実は隠す、これが政府・与党の方針のようでござりまする。

金融庁の報告書の前段(2000万円不足)は、国民にはおよそ自明のことで、それを金融庁が「王様は裸や」と言うたにすぎませぬ。
そんな自明のことを大山鳴動して火消しに走る、無かったことにする、
そうした姿そのものが、コヤツらの本質をあらわしており、逆に滑稽でござりまする。

一方、この問題について識者や評論家がいろいろ論じておるが、ワタシから見ると「2000万円なんぞ目じゃない」お人たちばかりやないですかな。
さも、一般庶民の現実や内情が分かっておるかの様に、「我こそは庶民の味方」的なことを言うておるが、
コイツらを(無警戒に)信用するのは危険ですゾ。

いずれにせよ、政府・役所の底の浅さを痛感させられておりまする。
底が浅いのはワタシだやけない、それが分かったのが唯一の成果ですかなぁ。 
コメント
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